米外為市場サマリー:一時145円20銭台に持ち直すも戻り限定的

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為替

 19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円86銭前後と前週末と比べて85銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円82銭前後と同20銭弱のユーロ高・円安だった。

 前週末に米格付け会社ムーディーズ・レーティングスが米国の信用格付けを引き下げたことを受け、この日の日本時間夕方にはドル円相場が144円67銭まで下押す場面があった。ただ、市場では冷静な受け止めが多く、海外市場ではドル売り・円買いが一服。米アトランタ連銀のボスティック総裁や米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁らが政策金利を当面維持する姿勢を示したこともドルの支えとなり、ニューヨーク市場では一時145円21銭まで持ち直した。とはいえ、週内に検討されている日米財務相会談で円安是正が議論される可能性があることから戻りは限定的。持ち高調整の動きなどから米長期金利が低下に転じたことも重荷となった。一方、米経済の減速懸念などを背景にユーロ買い・ドル売りが優勢、つれて対円でもユーロが買われた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1240ドル前後と前週末に比べて0.0080ドル弱のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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