話題株ピックアップ【夕刊】(3):共立メンテ、レック、ヤマシン―F

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材料

■共立メンテナンス <9616>  3,528円   +274 円 (+8.4%)  本日終値
 共立メンテナンス<9616>は大幅反発。年初来高値を更新した。15日取引終了後に26年3月期連結業績予想について売上高を前期比19.7%増の2740億円、営業利益を同22.0%増の250億円と発表。配当予想も前期比8円増の46円としており、これを好感した買いが優勢となった。引き続き旺盛な内需に加え、訪日外国人観光客の更なる増加傾向が追い風となる見通し。なお、同時に発表した25年3月期決算は売上高が前の期比12.2%増の2289億3300万円、営業利益が同22.6%増の204億9100万円だった。

■レック <7874>  1,277円   +94 円 (+8.0%)  本日終値
 15日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は3%増益へ」が好感された。
 レック <7874> [東証P] が5月15日大引け後(17:00)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比78.1%増の30億円に拡大し、従来予想の21.5億円を上回って着地。26年3月期も前期比3.2%増の31億円に伸びる見通しとなった。28期連続増収、3期連続増益になる。

■ヤマシンフィルタ <6240>  605円   +43 円 (+7.7%)  本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は3%増で2期連続最高益、4円増配へ」が好感された。
 ヤマシンフィルタ <6240> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比88.6%増の26.6億円に拡大し、26年3月期も前期比3.0%増の27.5億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増益になる。
 同時に発表した「3.0%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の3.0%にあたる213万0100株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から7月25日まで。発行済株式総数の1.5%に相当する数を超える自己株式の全株を8月29日付で消却する。

■朝日インテック <7747>  2,361円   +166 円 (+7.6%)  本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ(訂正)」が好感された。
 朝日インテック <7747> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年6月期第3四半期累計(24年7月-25年3月)の連結経常利益は前年同期比30.4%増の255億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の255億円→289億円(前期は219億円)に13.5%上方修正し、増益率が16.2%増→32.0%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の188億円→113億円(前期は158億円)に39.8%下方修正し、一転して28.4%減益見通しとなった。
 同時に発表した「3.2%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の3.2%にあたる880万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月16日から10月31日まで。取得した自社株は11月28日付で全て消却する。

■ケイアイスター不動産 <3465>  5,150円   +350 円 (+7.3%)  本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は32%増益、前期配当を3円増額・今期は49円増配へ」が好感された。
 ケイアイスター不動産 <3465> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比49.3%増の151億円に伸び、26年3月期も前期比32.2%増の200億円に拡大する見通しとなった。15期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を148円→151円(前の期は180円)に増額し、今期も前期比49円増の200円に増配する方針とした。

■ベース <4481>  3,255円   +190 円 (+6.2%)  本日終値
 15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は24%増益で着地」が好感された。
 ベース <4481> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比24.3%増の15.9億円に伸び、1-6月期(上期)計画の29.2億円に対する進捗率は54.5%に達し、5年平均の51.0%も上回った。

■リゾートトラスト <4681>  1,616.5円   +90.5 円 (+5.9%)  本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は2%増で3期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は実質増配」が好感された。
 リゾートトラスト <4681> [東証P] が5月15日大引け後(15:40)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比23.1%増の268億円になり、26年3月期も前期比2.4%増の275億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を60円→62円(前の期は54円)に増額し、今期は32円とし、3月31日割当の株式分割を考慮した実質配当は3.2%増配とする方針とした。

■DIT <3916>  2,510円   +136 円 (+5.7%)  本日終値
 15日に決算を発表。「7-3月期(3Q累計)経常が36%増益で着地・1-3月期も39%増益」が好感された。
 デジタル・インフォメーション・テクノロジー <3916> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年6月期第3四半期累計(24年7月-25年3月)の連結経常利益は前年同期比36.5%増の25.2億円に拡大し、通期計画の29億円に対する進捗率は87.0%に達し、5年平均の81.4%も上回った。

■高圧ガス工業 <4097>  1,004円   +53 円 (+5.6%)  本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は7%増で2期ぶり最高益、20円増配へ」が好感された。
 高圧ガス工業 <4097> [東証P] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比0.2%減の66.4億円になったが、26年3月期は前期比6.9%増の71億円に伸びを見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収になる。

■ヤマノホールディングス <7571>  91円   +30 円 (+49.2%) ストップ高   本日終値
 ヤマノホールディングス<7571>がストップ高に買われ、年初来高値を更新した。15日の取引終了後、25年3月期の連結決算発表にあわせ、26年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比3.1%増の144億円を予想。最終利益は3億2000万円と前期の4100万円から7倍超の大幅増益を見込んでおり、材料視されたようだ。今期は事業ポートフォリオの最適化に向け、買収企業と既存事業のシナジー創出を図る方針。また、古着売買事業を展開するニューヨークジョーエクスチェンジ(東京都世田谷区)の株式を取得し、完全子会社化することも発表。リユース関連で事業拡大を狙う。

■スマイルHD <7084>  1,628円  +300 円 (+22.6%) ストップ高   本日終値
 Smile Holdings<7084>が切り返し急。15日の取引終了後、株主優待制度の導入を発表し、好感されたようだ。300株以上を6カ月以上継続保有する株主を対象に、9月末日と3月末日を基準日として、デジタルギフト7500円分を年2回贈呈する。初回の25年9月末日基準日に関しては、保有期間の条件は付けない。あわせて26年3月期の業績予想も公表。売上高は前期比1.1%増の138億円、経常利益は同10.6%減の3億7000万円、最終利益は同65.0%増の2億5000万円を見込む。配当予想は中間と期末でそれぞれ47円50銭、年間では前期の期末一括配当と同じ95円とした。

■ピアラ <7044>  470円  +80 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値
 ピアラ<7044>に物色人気集中。美容や健康食品領域に特化したeコマースの販促支援事業を展開しており、商品開発及びブランディングに始まり顧客の囲い込みまで一気通貫で対応し、足もとトップラインの拡大が著しい。24年12月期の売上高は前の期比5割近い伸びを達成したが、25年12月期についても前期比18%増収の159億3600万円を見込み、営業損益も1億6100万円と念願の黒字化を果たす見通しにある。そうしたなか、15日取引終了後に発表した25年1~3月期決算では、売上高が前年同期比51%増の44億5600万円と急増しており、通期予想に対する進捗率も28%と順調。更に株主優待制度の新設を発表しており、その内容は毎年6月末と12月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に1万8000円分(年間合計で3万6000円分)のデジタルギフトを贈呈するというもので、これが投資マネーの琴線に触れた。株価は気配値のまま年初来高値圏に突入しているが、依然として400円台で値ごろ感があり、個人投資家を中心とした短期資金の旺盛な買い意欲が反映されている。

■電算 <3640>  1,968円   +400 円 (+25.5%) ストップ高   本日終値
 電算<3640>がストップ高。15日の取引終了後、25年3月期の連結決算発表にあわせ、26年3月期の業績・配当予想を開示。今期の売上高は前期比31.2%増の245億8000万円、最終利益は同64.4%増の30億2700万円を見込む。前期に続き過去最高益を更新する計画。更に、年間配当予想は同63円増配の100円としており、大幅な増益・増配計画をポジティブ視した買いが集まったようだ。自治体におけるデジタル化への取り組みが加速するなか、自治体DXの推進につながるソリューションを今期も積極的に展開する。産業分野ではリース業務パッケージの新規案件、リプレイス案件の獲得や、生産や販売管理、病院総合情報などのシステムの新規受注、AI関連製品の拡販を狙い、収益拡大につなげる。

■コンヴァノ <6574>  2,548円   +500 円 (+24.4%) ストップ高   本日終値
 コンヴァノ<6574>がストップ高。15日の取引終了後に発表した25年3月期の連結決算は売上高が前の期比25.2%増の32億4100万円、最終損益が7800万円の黒字(前の期は1億9900万円の赤字)となった。最終損益は赤字予想から一転、黒字に転換した。26年3月期の売上高予想は前期比72.8%増の56億円、最終利益予想は同4.3倍の3億3400万円とし、6期ぶりの最高益更新を計画。これらを好感した買いが入ったようだ。前期はネイリストの採用・育成強化や生産性向上施策が奏功したほか、連結子会社化した企業の収益寄与が想定を上回った。今期はマーケティング施策による効果などを生みだしコンヴァノ単体で黒字化を計画。グループ間のシナジーも創出していく。

■GDO <3319>  410円   +80 円 (+24.2%) ストップ高   本日終値
 ゴルフダイジェスト・オンライン<3319>がストップ高。15日取引終了後、MBOの一環として、投資ファンドのインテグラル<5842>が発行済み株式のすべてを所有するTGTホールディングス(東京都千代田区)がTOBを行うと発表した。買い付け価格は1株430円で、これにサヤ寄せする格好となった。買い付け予定数は993万5407株(下限359万9800株、上限設定なし)、買い付け期間は5月16日~7月3日。TOB成立後に上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は15日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。

●ストップ高銘柄
 AppBank <6177>  117円   +30 円 (+34.5%) ストップ高   本日終値
 など、19銘柄

●ストップ安銘柄
 Schoo <264A>  1,296円   -400 円 (-23.6%) ストップ安   本日終値
 エニマインド <5027>  616円   -150 円 (-19.6%) ストップ安   本日終値
 データセクション <3905>  814円   -150 円 (-15.6%) ストップ安   本日終値
 インテM <7072>  848円   -150 円 (-15.0%) ストップ安   本日終値
 以上、4銘柄

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