外為サマリー:一時144円90銭台に軟化、前日安値を下回る

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為替

 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円10銭前後と前日の午後5時時点に比べて80銭弱のドル安・円高となっている。

 15日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円67銭前後と前日に比べ1円10銭弱のドル安・円高で取引を終えた。4月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回るなど、低調な米経済指標が相次いだことから一時145円42銭まで軟化した。

 前日に米長期金利が低下したことからドル売り・円買いが入りやすく、この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開となっている。朝方に内閣府が発表した1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が4半期ぶりのマイナス成長となったことで円売り・ドル買いが流入する場面もあったが、日経平均株価の続落などが影響し戻りは限定的。来週にも開催が検討されている日米財務相会談で円安是正が議論されるとの思惑が重荷となっている面もあり、午前9時40分すぎには144円98銭まで下押した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1205ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円57銭前後と同80銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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