フリークHD、今期経常を0.5億円~5.5億円に下方修正
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フリークアウト・ホールディングス <6094> [東証G] が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。25年9月期第2四半期累計(24年10月-25年3月)の連結経常利益は前年同期比29.2%減の3億4400万円に減った。 併せて、通期の同利益を従来予想の4.5億円~9.5億円→0.5億円~5.5億円(前期は3億6600万円)に下方修正した。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益は4400万円の赤字(前年同期は1億2000万円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。 直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常損益は2億2300万円の赤字(前年同期は2億8900万円の黒字)に転落したが、売上営業損益率は前年同期の-1.8%→-0.3%に改善した。 ※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当社は前回2025年4月15日に発表した2025年9月期の連結業績予想について、第2四半期までの進捗状況と第3四半期以降の見込みを元に通期見通しを精査した結果、来期を含めた中長期での売上高及び利益の再成長には引き続き強い自信を持っているものの、当期については前回発表した業績予想の修正が必要であると判断いたしました。具体的には以下の要因により、売上高、営業利益、経常利益、EBITDA、及び親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも、前回発表予想を下回る見込みとなりました。 ・第2四半期まで)全体として、業績予想と大きく乖離なく売上高、EBITDAともに順調に推移 ・北米事業)直販売上高の回復遅れによる売上高、売上総利益の予算未達と、足元の北米景気の先行き不透明さによる売上高、売上総利益圧迫の懸念 ・インフルエンサーマーケティング事業)第2四半期までに引き続き売上高、売上総利益が予算及び前年同四半期を下回る見込み ・日本事業)下期以降の動画・Connected TV領域の商流変更等による、売上高、売上総利益減少の懸念 また、販売管理費の抑制により一定の損益改善効果は見込まれるものの、売上高の下方修正に伴い、各段階利益(営業利益、経常利益、EBITDA、及び親会社株主に帰属する当期純利益)についても影響が生じることから、上記のとおり修正することといたしました。なお、為替レートの変動については引き続き経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益の大きな変動要素として残りますが、今回発表の業績予想値はドル円レートを前期末(2024年9月30日)時点の約142円水準から変わらないことを想定して算定しました。今後も引き続き、為替変動並びに国内外の景気動向により当社業績見通しが変動し、通期業績予想の修正が必要となった場合、速やかに開示する予定です。 (注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり 、実際の業績等は今後発生する様々な要因により予想数値と異なる場合があります。