話題株ピックアップ【夕刊】(2):力の源HD、日阪製、アルコニクス
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■力の源ホールディングス <3561> 1,436円 +118 円 (+9.0%) 本日終値 力の源ホールディングス<3561>は大幅高。この日昼ごろ、26年3月期連結業績予想について売上高を前期比9.1%増の372億8700万円、営業利益を同12.7%増の31億6900万円と発表。配当予想も前期比2円増の20円とした。2期ぶりに増益となる見通しを示したことが好感された。国内での新規出店やM&A効果を見込む。海外でも新規出店を行うほか、新たな戦略的アプローチによる商圏拡大や各種DX施策を進め業績への貢献を図る。なお、同時に発表した25年3月期決算は売上高が前の期比7.5%増の341億6600万円、営業利益が同14.8%減の28億900万円だった。海外事業でのインフレの影響などが利益を押し下げた。 ■日阪製作所 <6247> 1,093円 +86 円 (+8.5%) 本日終値 日阪製作所<6247>が上げ幅を拡大。午後2時30分ごろ、上限を100万株(発行済み株数の3.67%)、または14億円とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。取得期間は5月16日から来年3月31日までで、資本効率の向上及び経営環境に応じた機動的な資本政策の実行を可能とすることが目的という。同時に発表した26年3月期連結業績予想は、売上高440億円(前期比14.7%増)、営業利益30億円(同2.4%増)、純利益26億9000万円(同28.9%減)を見込み、年間配当予想を前期比10円増の55円とした。期首の受注残高が273億3500万円(前年同期比16.7%増)あることに加えて、生産性向上などの取り組みが寄与する見通し。なお、25年3月期決算は、売上高383億5300万円(前の期比12.2%増)、営業利益29億3000万円(同19.3%増)、純利益37億8200万円(同56.2%増)だった。 ■アルコニックス <3036> 1,704円 +132 円 (+8.4%) 本日終値 アルコニックス<3036>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後0時30分ごろ、25年3月期通期の連結決算を公表し、経常利益は前の期比38.2%増の75億2800万円で着地した。また、期末配当を従来計画比10円増額の42円にすることも発表。これにより、中間配当32円をあわせた年間配当は74円(前の期は55円)となる。26年3月期通期の連結業績予想については、コスト転嫁や在庫圧縮を進め非鉄金属市況変動への耐性を高めるとともに、内需にシフトする顧客の取り込みを進めることで増収増益を見込む。経常利益は前期比8.9%増の82億円との見通しを示し、年間配当は前期比10円増配の84円(中間配当42円、期末配当42円)を計画している。加えて、6カ年の「長期経営計画2030」を策定したことも公表。事業戦略、財務戦略、サステナビリティ戦略、人財戦略、DX戦略それぞれにおいて基本方針と重点課題を定め、最終年度となる31年3月期の連結経常利益目標は150億円に設定している。 ■弁護士ドットコム <6027> 2,958円 +223 円 (+8.2%) 本日終値 14日に決算を発表。「今期経常は42%増で3期連続最高益更新へ」が好感された。 弁護士ドットコム <6027> [東証G] が5月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比6.8%増の14億円に伸び、26年3月期も前期比42.3%増の20億円に拡大を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。16期連続増収、3期連続増益になる。 同時に発表した「リーガル特化型AIエージェント提供」も買い材料。 リーガル特化型AIエージェント「Legal Brain エージェント」を提供開始。 ■イワキ <6237> 2,541円 +181 円 (+7.7%) 本日終値 14日に決算を発表。「今期経常は1%増で5期連続最高益、前期配当を12円増額・今期は6円増配へ」が好感された。 イワキ <6237> [東証P] が5月14日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比4.7%増の65.1億円になり、従来予想の58.2億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。26年3月期も前期比1.3%増の66億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を58円→70円(前の期は62円)に増額し、今期も前期比6円増の76円に増配する方針とした。 ■ジェイエイシ <2124> 895円 +63 円 (+7.6%) 本日終値 14日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は54%増益で着地」が好感された。 ジェイエイシーリクルートメント <2124> [東証P] が5月14日大引け後(16:00)に決算を発表。25年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比54.4%増の34.2億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の47億円に対する進捗率は72.9%に達し、5年平均の54.4%も上回った。 ■宮越ホールディングス <6620> 1,341円 +93 円 (+7.5%) 本日終値 宮越ホールディングス<6620>が大幅反発。14日の取引終了後、中国子会社が深セン市で推進している不動産再開発が本格スタートしたと発表しており、好材料視された。「ワールド・イノベーション・センター」プロジェクトのうち、「福田区沙頭街道車公廟エリア連片改造グレードアップ都市更新単元プロジェクト1」の深セン皇冠(中国)電子の実施主体などが当局から承認されたという。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。 ■バンドー化学 <5195> 1,621円 +109 円 (+7.2%) 本日終値 バンドー化学<5195>が後場にプラス圏に急浮上。同社は15日午後2時、25年3月期連結決算とともに、取得総数180万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.27%)、取得総額20億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。26年3月期は増益・増配予想としていることも相まって、ポジティブ視した買いを誘ったようだ。自社株の取得期間は5月16日から26年4月30日を予定する。26年3月期は売上高が前期比0.5%減の1150億円、最終利益が同4.5倍の67億円を計画。減損損失や関係株式評価損の計上で落ち込んだ前期からの業績回復を見込む。年間配当予想は同4円増配の80円とした。 ■タクマ <6013> 2,018円 +135 円 (+7.2%) 本日終値 14日に決算を発表。「今期経常は6%増益、前期配当を1円増額・今期は12円増配へ」が好感された。 タクマ <6013> [東証P] が5月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比26.2%増の140億円になり、26年3月期も前期比6.4%増の150億円に伸びる見通しとなった。4期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を66円→67円(前の期は48円)に増額し、今期も前期比12円増の79円に増配する方針とした。 ■オロ <3983> 2,810円 +185 円 (+7.1%) 本日終値 14日に発表した「3.14%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。 発行済み株式数(自社株を除く)の3.14%にあたる50万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月15日から11月30日まで。 株探ニュース