外為サマリー:円安是正を巡る思惑で一時146円10銭台に軟化
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15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=146円22銭前後と前日の午後5時時点に比べて75銭程度のドル安・円高となっている。 14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円75銭前後と前日に比べ70銭強のドル安・円高で取引を終えた。円安是正を巡る思惑から日本時間夕方には一時145円61銭まで軟化したが、その後は「米政府は貿易交渉の一部としてドル安を模索してはいない」との報道などを手掛かりに下げ渋った。 ただ、この日の東京市場のドル円相場は戻り一服。加藤勝信財務相は13日の閣議後会見で、「来週カナダで開かれる主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、米国のベッセント財務長官と為替について協議することを検討している」ことを明らかにしており、円安是正が求められるとの警戒感からドル売り・円買いが入りやすくなっているようだ。また、日経平均株価が続落していることも影響し、午前9時50分すぎには146円10銭台まで下押す場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1191ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=163円64銭前後と同1円20銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS