ソニーGは後場プラス転換、9月取締役会でのソニーFGスピンオフ付議と自社株買いを好感

投稿:

材料

 ソニーグループ<6758.T>は後場プラス圏に浮上した。14日の取引終了後、25年3月期の連結決算発表にあわせ、金融子会社であるソニーフィナンシャルグループ(FG)のパーシャル・スピンオフについて9月初旬の取締役会に付議する方針だと開示した。自社株買いの実施も公表しており、これらを好感した買いが集まったようだ。

 ソニーFGの株式の東証プライム市場への上場に向け、8日に予備申請を行ったことも明らかにしている。9月30日を基準日としてソニー株1株につき、ソニーFG株1株の割合で現物配当を行う予定。スピンオフ後、ソニーFGはソニーGの持ち分法適用関連会社となる。

 また、ソニーGは取得総数1億株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.66%)、取得総額2500億円を上限とする自社株買いを実施する。取得期間は5月15日から26年5月14日まで。26年3月期の業績予想については、売上高は11兆7000億円、最終利益は9300億円を見込む。金融分野を除いたベースで売上高は前期比2.9%減、最終利益は同12.9%減を計画。米国の関税による影響は営業利益段階で1000億円の押し下げ要因となると想定した。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。