株価指数先物【昼】 過熱を冷ます調整で短期的なショートを誘う
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日経225先物は11時30分時点、前日比240円安の3万7960円(-0.62%)前後で推移。寄り付きは3万8300円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8370円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。直後に3万8400円まで買われた後は持ち高調整とみられる動きから軟化し、中盤にかけて3万7890円まで売られる場面もみられた。 ソフトバンクグループ<9984>[東証P]が決算評価から買われたほか、アドバンテスト<6857>[東証P]が強い動きで日経平均株価を支えたものの、東証プライムの8割超の銘柄が下げるなかで、ショートが入りやすいようである。3月26日の戻り高値3万7970円を下回ってきたことも、ショートを誘う形だろう。ただし、過熱を冷ます調整であり、前日の上昇で空けた窓埋めとなる3万7840円辺りまで下げてくるようだと、その後のリバウンド狙いのロングが入りそうである。 NT倍率は先物中心限月で13.83倍に上昇。75日移動平均線(13.80倍)を上回ってきた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(13.79倍)と+3σ(13.87倍)に沿ったトレンドが意識されやすいと考えられ、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせよう。 株探ニュース