話題株ピックアップ【昼刊】:フィナHD、ネクソン、ディスコ
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■フィナHD <4419> 1,223円 +198 円 (+19.3%) 11:30現在 Finatextホールディングス<4419>は急伸。マドを開けて買われている。13日取引終了後に25年3月期連結決算を発表し、売上高が前の期比43.3%増の77億200万円、営業利益が同4.6倍の9億5000万円だった。続く26年3月期の売上高は前期比42.8%増の110億円、営業利益は同96.8%増の18億7000万円の見通し。連続での最高益更新を目指す計画だ。これが好感されている。金融サービスを運営するために必要な基幹システムをクラウドベースで提供する主力の「金融インフラストラクチャ事業」で、新規パートナーの獲得と既存パートナーとのサービス拡大を見込む。配当予想は無配継続とした。あわせて中期事業計画を発表した。中期目標として29年3月期に売上高300億円の達成を目指す。既存顧客からの収益拡大と既存ビジネスの新規顧客獲得に加え、決済関連システムなど新規事業の創出を見込む。 ■ネクソン <3659> 2,622円 +356 円 (+15.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ ネクソン<3659>が切り返し急。同社は13日の取引終了後、25年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比5.1%増の1139億3400万円、営業利益は同42.8%増の416億1100万円、最終利益は同26.9%減の262億7200万円となった。最終利益は2ケタ減となったものの、営業利益は期初に示した予想レンジの上限を上回っており、好感されたようだ。韓国での売り上げが好調に推移したほか、人件費や広告宣伝費が想定を下回り、利益を下支えした。 ■オークネット <3964> 1,426円 +154 円 (+12.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位 13日に決算を発表。「今期経常を一転1%増益に上方修正・最高益、配当も実質11%増額」が好感された。 オークネット <3964> [東証P] が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比41.5%増の29.9億円に拡大した。同時に、今期の上期配当を従来計画の19円→21円に増額し、下期配当も従来計画の19円→21円に増額修正した。年間配当は42円(前期は1→2の株式分割前で76円)となり、25年3月に実施した1→2の株式分割を考慮すると、実質10.5%増額修正した。 ■ダイキョーニシカワ <4246> 640円 +67 円 (+11.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位 13日に発表した「6.0%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。 発行済み株式数(自社株を除く)の6.0%にあたる425万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月14日から10月31日まで。取得した自社株は11月28日付で全て消却する。 ■Jエレベータ <6544> 3,620円 +365 円 (+11.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位 ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>は大幅高。13日取引終了後、26年3月期連結業績予想について売上高を前期比11.4%増の550億円、営業利益を同15.9%増の100億円と発表。前期に続き最高益を更新する見通しを示しており、これを評価した買いが集まっている。マンションストック戸数やオフィスビル供給量の増加が追い風になる見込み。配当予想は未定(前期31円)とした。同時に発表した25年3月期決算は売上高が前の期比17.0%増の493億7500万円、営業利益が同26.4%増の86億2400万円だった。 ■日本アビオニクス <6946> 3,235円 +312 円 (+10.7%) 11:30現在 日本アビオニクス<6946>が高値圏もみ合いを一気に上放れ2週間ぶりに年初来高値を更新。時価はバブル期の1990年以来約35年ぶりの高値圏に突入している。防衛・産業用機器メーカーで、防衛装備品ではレーダー装置などをはじめとする電子機器など陸・海・空の自衛隊向けで実績が高い。日本では防衛予算枠の拡大を背景に同関連株への注目度が高まっているが、同社は防衛業界の双璧であるNEC<6701>と三菱重工業<7011>を主要販売先とし、株式市場でもここにきて頭角を現している。13日取引終了後に発表した25年3月期決算で営業利益は前の期比28%増の27億9600万円と大幅な伸びを達成。更に26年3月期についても同利益は前期比14%増の32億円予想と2ケタ成長が続く見通しだ。年間配当も前期実績に4円上乗せとなる10円を計画している。好決算発表を受け改めて物色人気が高まった。 ■宝ホールディングス <2531> 1,252円 +113.5 円 (+10.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位 13日に発表した「1.54%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。 発行済み株式数(自社株を除く)の1.54%にあたる300万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月15日から6月30日まで。 ■雪印メグミルク <2270> 2,828円 +251 円 (+9.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位 14日に発表した「雪印メグ、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。 自己株式取得に係る事項等の決定に関するお知らせ(会社法第165 条第2 項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取得) ■山一電機 <6941> 2,388円 +208 円 (+9.5%) 11:30現在 13日に決算を発表。「今期経常は3%増益、1円増配へ」が好感された。 山一電機 <6941> [東証P] が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比2.6倍の76.8億円に急拡大し、26年3月期も前期比2.7%増の79億円に伸びる見通しとなった。 ■丸井グループ <8252> 3,067円 +241 円 (+8.5%) 11:30現在 13日に決算を発表。「今期経常は5%増益、25円増配へ」が好感された。 丸井グループ <8252> [東証P] が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比2.9%増の399億円になり、26年3月期も前期比5.2%増の420億円に伸びる見通しとなった。4期連続増収、5期連続増益になる。 同時に発表した「5.57%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。 発行済み株式数(自社株を除く)の5.57%にあたる1000万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月1日から11月15日まで。また、5月30日付で2500万株の自社株を消却する。 ■ディスコ <6146> 36,140円 +2,820 円 (+8.5%) 11:30現在 ディスコ<6146>が一時3000円を超える上昇で75日移動平均線との下方カイ離を遂に解消した。また、アドバンテスト<6857>もほぼ400円高で同じく75日線へのキャッチアップを果たしている。前日の米国株市場では半導体関連株が買われたが、特にAI用半導体大手のエヌビディアが5.6%高に買われるなど急速人気化した。サウジアラビア政府系ファンド傘下のAI関連企業との提携を材料視されたものだが、時間外取引でも一段と買われており、株価のトレンド転換を示唆している。東京市場でもこの流れに乗っている。市場では「国内の年金売りが観測される一方で、CTAなど海外ファンド系の買いが受け皿として機能し、米株市場に追随して東京市場も半導体セクターがようやく日の目を見る状況となってきた」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれる。 ■ゴールドウイン <8111> 9,027円 +633 円 (+7.5%) 11:30現在 ゴールドウイン<8111>が大幅高で4日続伸し年初来高値を更新している。午前10時ごろ、9月30日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表。あわせて中間株主優待制度を新設するとしており、これらを好感した買いが入っている。中間優待は、毎年9月30日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、保有株数と継続保有期間に応じて、同社オンラインストア「Goldwin Online Store」で利用できるクーポン(20%割引~40%割引)を1枚贈呈する。また、同時に発表した26年3月期連結業績予想で、売上高1405億円(前期比6.2%増)、営業利益259億円(同18.2%増)、純利益254億円(同3.9%増)を見込み、年間配当予想を中間87円・期末29円と株式分割を考慮すると実質増配を予定していることも好材料視されている。「Goldwin」の戦略的な海外出店を進めるほか、「THE NORTH FACE」ブランドについてもアウトドアアパレルという中核領域の収益基盤を維持しつつ、ウィメンズ・キッズ・フットウェアといった周辺カテゴリーへの展開を加速させる。なお、25年3月期決算は、売上高1323億500万円(前の期比4.3%増)、営業利益219億500万円(同8.1%減)、純利益244億4400万円(同0.7%増)だった。 ■山梨中央銀行 <8360> 2,297円 +136 円 (+6.3%) 11:30現在 13日に決算を発表。「今期経常は17%増益、前期配当を12円増額・今期は34円増配へ」が好感された。 山梨中央銀行 <8360> [東証P] が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比39.0%増の106億円に拡大し、26年3月期も前期比16.8%増の124億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を64円→76円(前の期は56円)に増額し、今期も前期比34円増の110円に増配する方針とした。 ■グローブライド <7990> 2,019円 +112 円 (+5.9%) 11:30現在 13日に決算を発表。「今期経常は5%増益、10円増配へ」が好感された。 グローブライド <7990> [東証P] が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常利益は前の期比22.5%減の64.9億円になったが、26年3月期は前期比4.7%増の68億円に伸びる見通しとなった。 ■ワールドHD <2429> 2,202円 +119 円 (+5.7%) 11:30現在 ワールドホールディングス<2429>が大幅続伸している。13日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で、売上高が634億9300万円(前年同期比15.8%増)、営業利益24億9900万円(同3.9倍)、純利益12億700万円(前年同期1億2100万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感されている。プロダクツHRでAI向けを中心とした半導体分野が順調に推移したほか、サービスHRでeコマース向けやヤマト・スタッフ・サプライなどロジスティクス部門が堅調に推移するなど、主力の人材教育ビジネスが全体を牽引した。なお、25年12月期通期業績予想は、売上高2814億3900万円(前期比16.2%増)、営業利益101億7900万円(同18.5%増)、純利益53億8900万円(同8.2%増)の従来見通しを据え置いている。 ■ハッチ・ワーク <148A> 1,660円 +300 円 (+22.1%) ストップ高買い気配 11:30現在 ハッチ・ワーク<148A>がストップ高の1660円カイ気配となっている。13日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)単独決算が、売上高6億4300万円(前年同期比17.4%増)、営業利益7400万円(同3.8倍)、純利益6000万円(前年同期100万円)と大幅増益となったことを好感した買いが入っている。月極駐車場オンライン管理支援サービスである「アットパーキングクラウド」に係るAPクラウドサービスの登録台数が前年同期比2割増の39万4000台と高成長を持続。これに伴い、管理会社から収受するシステム利用料、駐車場利用者から収受する決済手数料、初回保証料、月額保証料などが増加した。 ■三井松島HD <1518> 4,995円 +700 円 (+16.3%) ストップ高買い気配 11:30現在 三井松島ホールディングス<1518>がストップ高の水準となる前営業日比700円高の4995円でカイ気配となっている。13日の取引終了後、25年3月期の連結決算発表にあわせ、取得総数350万株(自己株式を除く発行済み株式総数の31.3%)、取得総額200億円を上限とする自己株式の取得枠を設定したと開示。更に、1対5の株式分割と実質増配計画も公表しており、ポジティブ視されたようだ。自社株の取得期間は6月2日から26年6月1日まで。株式分割は今年9月30日を基準日として実施する。26年3月期の年間配当予想は株式分割前の水準で230円。前期の年間配当は130円だった。26年3月期の業績予想は売上高が前期比8.1%増の655億円、最終利益が同32.9%減の58億円としている。 ■富士山マガジンサービス <3138> 760円 +100 円 (+15.2%) ストップ高買い気配 11:30現在 富士山マガジンサービス<3138>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の760円でカイ気配となっている。13日の取引終了後、株主優待制度の拡充を発表。12月末時点で500株以上を保有する株主を対象として、2万5000円相当分のデジタルギフトを優待品目に追加しており、好感されたようだ。同時に25年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.6%増の14億2100万円、経常利益は同80.8%減の2400万円だった。 ■PCIホールディングス <3918> 1,083円 +150 円 (+16.1%) ストップ高買い気配 11:30現在 PCIホールディングス<3918>は買い注文が集中し値がつかないまま一気に4ケタ台に水準を切り上げている。自動車向けを主力に組み込みソフトの受託開発を展開する。同社が13日取引終了後に発表した26年3月期の業績予想は営業利益段階で21億円を見込む。前期が変則決算(9月期から3月期に変更)のため比較はできないが、12カ月決算だった24年9月期との比較ではほぼ倍増となる。PERも8倍と超割安圏にあり、上値を見込んだ投資マネーの流入が急となっている。足もとで3月3日につけた年初来高値1010円を気配値のまま上回る人気となっている。 ■南海化学 <4040> 3,110円 +500 円 (+19.2%) ストップ高買い気配 11:30現在 南海化学<4040>がカイ気配スタートで4連騰、上げ足を一気に加速させている。基礎化学品や機能化学品などの化学品事業を展開し、苛性ソーダ及びその派生品を主力としている。13日取引終了後に発表した26年3月期業績予想は営業利益が前期比38%増の18億円と急回復を果たす見通しで、これを評価する買いを呼び込んでいる。なお、最終利益は土地売却に伴う特別利益計上で前期比2.2倍の22億円を見込んでいる。更に株主還元に前向きに取り組んでおり、今期の年間配当は前期実績に5円増配となる60円を計画。これで3期連続の増配となり、株価上昇を後押ししている。 ●ストップ高銘柄 ハッチ・ワーク <148A> 1,660円 +300 円 (+22.1%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、8銘柄 ●ストップ安銘柄 GMO TECH <6026> 8,020円 -1,500 円 (-15.8%) ストップ安売り気配 11:30現在 以上、1銘柄 株探ニュース