「量子コンピューター」が10位、米国の量子関連株急騰でテーマ性再燃も<注目テーマ>

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 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「量子コンピューター」が10位にランクインしている。

 膨大な情報量を処理するコンピューティング技術の進化に世界的な関心が高い。スーパーコンピューターでも各国がその性能の高さを競う動きは常に注目されてきたが、それとは別に次世代コンピューティングの最終進化系として脚光を浴びているのが量子コンピューターである。スーパーコンピューターであっても「0もしくは1」という2進法による普遍的な動作原理によって動かされていることに変わりはないが、量子コンピューターはコンセプト自体がこの領域から大きく飛躍している。量子力学を導入し、ひとつの量子が「0であり、かつ1でもある」という重ね合わせの状態を利用することで、これまでとは桁違いのパフォーマンスを上げることを実現した。

 直近、8日の米国株市場では量子コンピューターシステムの開発を手掛けるD―ウェイブクアンタム<QBTS>が好決算発表を材料に1日に50%を超える急騰を演じた。エヌビディア<NVDA>も3月に行われた年次開発者会議で、量子コンピューターをテーマとしたパネルディスカッションを行うなど前向きに取り組む構えで、東部マサチューセッツ州に量子コンピューター関連の研究拠点の開設を発表し、耳目を集めた経緯がある。

 東京市場でもAIやクラウドを活用したソリューション関連株の一角に物色の流れが波及しており、量子コンピューター関連株もその延長で再注目される兆しがある。代表的なところでは富士通<6702.T>や日立製作所<6501.T>、NTT<9432.T>といった銘柄が挙げられるが、このほか中小型株で業績好調なテラスカイ<3915.T>やインテリジェント ウェイブ<4847.T>、オキサイド<6521.T>などが注目される。

出所:MINKABU PRESS

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