資生堂が反発、第1四半期営業損益は大幅黒字転換
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資生堂<4911.T>が反発している。12日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算で、営業利益が72億200万円(前年同期87億4500万円の赤字)と大幅黒字転換したことが好感されている。日本を中心に構造改革効果が発現し黒字化に貢献したという。 売上高は2282億4100万円(前年同期比8.5%減)だった。国内売上高が一時的な店頭在庫調整により減少したほか、中国・トラベルリテール事業の減収も継続。また、米州でも「Drunk Elephant」が低調に推移した。一方、ブランドミックスの改善や偏在在庫償却引当金の計上額減少などで原価率が改善。更に、構造改革効果などで人件費や経費が減少した。 なお、25年12月期通期業績予想は、売上高9950億円(前期比0.4%増)、営業利益135億円(同78.2%増)の従来見通しを据え置いている。 出所:MINKABU PRESS