ASJ、前期最終を2.1倍上方修正・18期ぶり最高益、配当も1円増額(訂正)
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ASJ <2351> [東証G] が5月12日大引け後(18:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期の連結最終利益を従来予想の1.1億円→2.4億円(前の期は1.1億円)に2.1倍上方修正し、増益率が2.7%増→2.2倍に拡大し、18期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の1億円→2.3億円(前年同期は1.4億円)に2.2倍増額し、一転して64.3%増益計算になる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の2円→3円(前の期は2円)に大幅増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年3月期におきましては、大規模医療機関向けProSTAFF Cloudを中心としたHRTechサービスの推進等により当初の想定通り堅調に推移した反面、ECサービスにおきましては、消費者物価指数の上昇に伴う消費者マインドの低下等による顧客単価の低下の影響を受け、当初の計画を下回ったことにより、売上収益につきましては当初の計画比9.6%減となる2,740百万円を見込んでおります。 営業利益につきましては、2024年10月に「姫路ラボ&サーバセンター」の竣工等、先行投資費用が発生したものの、プロジェクト工程管理の徹底を強化し、開発工程の効率化等により、売上原価率が前期比1.6ポイント低下したことに加え、各サービスへの価格転嫁が進んだこと等により、サブスクリプション型売上収益が堅調に推移いたしました。また、営業活動の効率化を推進した結果、費用効率性の向上等により、当初の計画より24百万円増額の160百万円を見込んでおります。 また、2025年3月期及び今後の業績推移等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討を重ねた結果、今後の安定的な利益計上が見込めることから、回収可能と判断した部分について105百万円の法人税等調整額(益)を計上することとした結果、親会社の所有者に帰属する当期利益につきましては当初の計画を130百万円増額の245百万円と3期連続の増益を見込んでおります。