サイタHD、今期経常を一転5%増益に上方修正、配当も10円増額
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サイタホールディングス <1999> [福証] が5月12日大引け後(15:30)に決算を発表。25年6月期第3四半期累計(24年7月-25年3月)の連結経常利益は前年同期比19.7%増の8億0800万円に伸びた。 併せて、通期の同利益を従来予想の4億円→8億2000万円(前期は7億8200万円)に2.1倍上方修正し、一転して4.9%増益見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の500万円→4億2500万円(前年同期は3億5000万円)に85倍増額し、一転して21.4%増益計算になる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の60円→70円(前期は60円)に増額修正した。 直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比70.0%増の4億1300万円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.0%→17.8%に急改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上高につきましては、建設事業における完成工事高が順調に進捗したことならびに、建材事業における大口案件の成約等により前回予想を上回る見込みであります。 収益面につきましては、建設事業における不採算工事の減少による利益率向上ならびに、建材事業における増収による利益の増加及び生産効率の改善により、営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益はいずれも前回予想を上回る見込みであります。(注)上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。 当社は、利益配分につきましては、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な利益配当を行うことを基本方針としております。 このような方針のもと、当期の期末配当の予想につきましては、1株当たり60円に、創立70周年を記念して株主の皆様へ感謝の意を表し記念配当として1株当たり10円を加えた70円に修正することといたしました。