セガサミー後場急上昇 26年3月期は2ケタ営業増益見通しで3円増配へ、自社株買いも発表

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 セガサミーホールディングス<6460.T>が後場急上昇しプラスに転じている。午前11時30分ごろに発表した26年3月期連結業績予想で、売上高4750億円(前期比10.7%増)、営業利益530億円(同10.1%増)を見込み、年間配当予想を前期比3円増の55円としたことが好感されている。

 コンシューマ分野で「ソニックレーシング クロスワールド」などの新作を発売するほか、前期の新作タイトルがリピートタイトル販売に貢献するものの、前期好調のソニック映像作品の配分収入の減少でエンタテインメントコンテンツ事業は増収減益を予想。一方、前期に苦戦した遊技機事業は複数のパチスロ主力タイトル投入により増収増益を見込み、全体としては営業増益を見込む。

 25年3月期決算は、売上高4289億4800万円(前の期比8.5%減)、営業利益481億2400万円(同16.8%減)だった。成長領域として位置づけているエンタテインメントコンテンツ事業は好調だったが、前の期に好調だった「スマスロ北斗の拳」の反動減により遊技機事業が落ち込み、全体を押し下げた。

 同時に、自社株買いと自社株の消却を発表しており、これも好材料視されている。自社株買いは上限を600万株(発行済み株数の2.81%)、または120億円としており、取得期間は5月13日から12月31日まで。一方、自社株の消却は5月23日付で2000万株(発行済み株数の8.29%)を消却するとしている。

出所:MINKABU PRESS

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