<動意株・12日>(前引け)=三精テクノロ、SMN、フォーカス

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 三精テクノロジーズ<6357.T>=上昇加速で年初来高値を更新。ジェットコースターなどの遊園地向け機械設備で世界トップクラスの実績を有し、得意とする「4足歩行ロボット」や「2足歩行ロボット」などロボティクス領域でも活躍が見込まれる。足もとの業績も絶好調に推移しており、前週末9日に発表した25年3月期決算は大幅増収増益を達成、営業利益段階で前の期比52%増益となった。更に26年3月期も前期比4%増の50億円を見込み、連続最高利益更新見通しにある。株主還元にも積極的だ。前期配当を従来計画に5円増額し年55円とし、今期は更に5円増配して60円とする。配当利回りは4%を超える水準。また、発行済み株式数の3.20%相当の60万株、金額ベースで8億円を上限に自社株買いを実施(買い付け期間は6月末まで)することも併せて発表、物色人気を増幅させている。

 SMN<6185.T>=上げ足強め年初来高値にらむ。ビッグデータやAI、金融工学を駆使したネット広告配信事業を手掛けており、アドテクノロジーを中核に受注拡大に結びつけている。新たに注力しているのがデジタル広告・マーケティングのインハウス化を支援するデジタルハウスエージェンシーで、現状は会社側の期待を超える立ち上がりで業績に大きく貢献している。25年3月期は営業利益が前の期比2.3倍化と急回復を果たしたが、26年3月期についても利益率改善が進み、営業利益が前期比67%増の4億円を見込む。際立つ業績変化に加え、ソニー系列の企業であることも投資対象として思惑を呼んでいるもようだ。

 フォーカスシステムズ<4662.T>=上値追い拍車で新高値。同社は独立系の情報システム開発企業で、開発から保守・運用・セキュリティーとワンストップで手掛けている。とりわけ金融関連分野に強みを発揮し、暗号システムなどでも実績が高い。足もとの業績も絶好調だ。前週末9日取引終了後に発表した25年3月期決算は営業利益が前の期比10%増の21億7100万円と2ケタ成長を確保したが、続く26年3月の同利益は前期比23%増の26億6000万円と伸びが加速する見通しにある。8期連続のピーク利益更新となる見込み。また、好業績を背景に毎期増配を繰り返しており、今期は前期実績比8円の増配となる50円を計画している。配当利回りは前週末終値換算で約3.7%と高い。これも投資資金の攻勢を助長しているもようだ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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