ナカノフドー、前期経常を6%上方修正、配当も6円増額
投稿:
ナカノフドー建設 <1827> [東証S] が5月9日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円→37億円(前の期は38.3億円)に5.7%上方修正し、減益率が8.7%減→3.5%減に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の15.8億円→17.8億円(前年同期は27.4億円)に12.6%増額し、減益率が42.4%減→35.1%減に縮小する計算になる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の16円→22円(前の期は16円)に大幅増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上高につきましては、海外工事においては、受注時期の遅れの影響が見込まれますが、国内工事においては、期初手持工事の進捗が想定を上回り増額が見込まれることにより、国内・海外合計では概ね前回予想並となる見込みであります。 利益面につきましては、国内における完成工事利益及び不動産事業利益(賃貸事業)の増加により営業利益が増加することに加え、海外子会社における預金利息の増加に伴い営業外損益も改善。加えて繰延税金資産の計上に関する企業分類の見直しによる税金費用の減少などにより、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも前回予想を上回る見込みであります。 当社グループは、株主の皆様に対する利益還元と企業体質の強化を基本課題とし、業績と将来の見通しを総合的に勘案して配当する方針をとっております。 また、新中期経営計画(「中計86」対象期間:2026年3月期~2028年3月期)では、財務健全性の維持向上と成長に向けた投資の両面を考慮して株主還元を実施する方針としております。 これらの方針により、2025年3月期の配当予想につきましては、当期の業績見通しと財務状況を踏まえ、従前の計画より株主還元の充実を図ることとし、直近の配当予想より6円増額し、1株当たり22円に修正いたします。 なお、本件は2025年6月26日開催予定の第83回定時株主総会の決議をもって正式に決定、実施する予定であります。