<動意株・9日>(大引け)=AMI、アイフル、長瀬産など
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アドバンスト・メディア<3773.T>=後場急伸。正午ごろに発表した26年3月期連結業績予想で、売上高80億円(前期比20.0%増)、営業利益18億円(同24.8%増)と大幅営業増益を見込み、年間配当予想を前期比2円50銭増の30円としたことが好感されている。引き続きAI音声認識AmiVoiceの各種製品やサービスの導入・利用の継続が進むとみられることに加えて、新規サービスの市場投入により売上高・利益の拡大を目指す。なお配当予想は、今年6月27日に上場20周年を迎えることから、2円50銭の記念配当を実施する。なお、25年3月期決算は、売上高66億6500万円(前の期比11.1%増)、営業利益14億4200万円(同5.5%増)となり、4期連続で増収増益となった。 アイフル<8515.T>=大幅高で年初来高値を更新。同社はきょう午前11時30分ごろ、26年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比16.6%増の295億円としていることや、年間配当計画を前期比11円増配の12円(中間配当6円、期末配当6円)としていることが好感されているようだ。営業収益は同11.4%増の2107億円を見込む。ローン事業及び信用保証事業、クレジット事業といった主力事業の残高成長やコストの最適化によるグループ全体の利益水準の向上に努める。また、M&Aや成長率の高い事業への積極的な成長投資を行い、企業価値の向上を実現するとしている。 長瀬産業<8012.T>=11連騰。8日の取引終了後に発表した26年3月期連結業績予想で売上高9550億円(前期比1.1%増)、営業利益395億円(同1.1%増)、純利益315億円(同23.4%増)と増収増益を見込み、年間配当予想を前期比5円増の95円とした。市況の緩やかな回復に加え、AIサーバー用半導体の需要増加を受け半導体関連ビジネスの好調を見込むほか、樹脂販売で収益性の高い製品へのシフトを進めることが寄与する。また、米プリノバ・グループのスポーツ栄養素材の受託製造事業の赤字幅縮小やナガセヴィータの香粧品素材販売の回復も寄与する。同時に、上限を750万株(発行済み株数の6.90%)、または120億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも材料視されている。取得期間は5月9日から10月31日まで。また、5月30日付で自社株500万株(発行済み株数の4.35%)を消却するとあわせて発表した。 リンナイ<5947.T>=上昇加速で8日続伸。10時40分ごろに発表した26年3月期連結業績予想で売上高4700億円(前期比2.1%増)、営業利益500億円(同8.7%増)、純利益330億円(同11.1%増)を見込み、年間配当予想を前期比20円増の100円としたことが好感されている。消費マインドは低調と予想しているものの、市場の省エネ・高付加価値志向は継続すると予測しており、消費者ニーズを捉えた重点商品の更なる拡販を目指すという。また、価格改定効果も寄与し営業最高益更新を見込む。同時に、上限を400万株(発行済み株数の2.84%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は5月12日から11月28日までで、取得した全自社株は12月15日付で消却する。 エイチームホールディングス<3662.T>=5日ぶり大幅反発で新高値。8日取引終了後、サンリオ<8136.T>と新作ゲームの共同開発に合意したと発表した。ゲーム内容などの詳細は公表が可能となり次第開示するという。これに対する期待感が高まっているようだ。あわせてエンターテインメント事業の今後の事業方針について開示した。自社タイトル中心から協業案件主体へリスクを低減し、安定的な黒字運営が可能な事業構造へ転換するとしている。 インターメスティック<262A.T>=物色の矛先向かいストップ高。株価は前日まで5連騰と上値追い基調を強めていたが、きょうはマドを開け上げ足を加速した。低価格帯の眼鏡店「Zoff(ゾフ)」をチェーン展開しているが、収益成長が目覚ましく足もとの業績は絶好調に推移している。8日取引終了後に開示した25年12月期第1四半期(25年1~3月)決算は営業利益が18億9700万円となった。前年同期は四半期連結財務諸表を作成しておらず、単純比較はできないが実質47%増益という高水準の伸びを達成した。また、同日発表した4月の既存店売上高は前年同月比9%増と2ケタ近い伸長を示しており、これも物色人気を後押ししている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS