朝日放送HD、前期経常を9%上方修正、配当も1円増額
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朝日放送グループホールディングス <9405> [東証P] が5月9日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の23億円→25億円(前の期は7.2億円)に9.0%上方修正し、増益率が3.2倍→3.5倍に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の33.4億円→35.5億円(前年同期は15.5億円)に6.2%増額し、増益率が2.2倍→2.3倍に拡大する計算になる。 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の12円→13円(前の期は12円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 当社グループの主力である放送・コンテンツ事業において、テレビスポット収入が前回発表予想よりも上振れして推移したことや、特別利益における投資有価証券売却益の計上等により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益について上方修正いたします。※上記の予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。 当社は、株主の皆様への適切な利益還元を経営上の最重要課題のひとつと位置づけておりま す。利益の配分につきましては、認定放送持株会社という責任ある立場を踏まえ、財務体質の 強化・維持と、企業価値の向上および成長戦略のための投資とのバランスを常に考え、業績、 配当性向、適切な内部留保等を総合的に勘案して対応いたします。この方針にしたがい、当社グループの本業による利益を示す連結営業利益から法定実効税率相当額を控除した利益(みなし当期利益)に対し、配当性向30%を目途として継続的・安定的かつ柔軟に決定し、また、急激な経営環境の悪化による著しい業績低迷時を除き、1株あたり年間12円を配当の下限水準とします。この方針にしたがい、本日の業績予想の修正を踏まえ、期末配当を前回予想から1円引き上げ、1株当たり7円に修正いたします。これにより、年間の予想配当金は 13 円となります。