牧野フがウリ気配、ニデックのTOB撤回で処分売りが優勢に◇

投稿:

材料

 牧野フライス製作所<6135.T>がウリ気配。ニデック<6594.T>が8日の取引終了後、牧野フに対するTOB(株式公開買い付け)を撤回することを決めたと発表。ニデックは1株1万1000円で4月4日にTOBを開始していた。TOB成立のシナリオがなくなったことを受け、処分売りが優勢となっている。

 ニデックによるTOBに対し、牧野フは既存株主に新株予約権を無償で割り当てる買収防衛策を導入した。ニデックは買収防衛策の差し止めに向けた仮処分命令の申し立てを東京地裁に行ったものの、5月7日に却下された。ニデック側は新株予約権の無償割り当てが実施された場合、自社に損害が発生する恐れがあると判断。9日付でTOBを撤回する。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。