ラインヤフー、前期最終は36%増益で着地
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LINEヤフー <4689> [東証P] が5月7日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期の連結最終利益は前の期比35.6%増の1534億円に拡大した。なお、26年3月期の業績見通しについては売上高(2兆1000億円)、配当(7円)以外は開示しなかった。 直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終損益は257億円の黒字(前年同期は92.4億円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の7.2%→12.3%に急改善した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 ■連結業績・売上収益PayPay(株)とPayPayカード(株)を含むPayPay連結の成長に伴う戦略事業の増収、主にアカウント広告の成長に伴うメディア事業の増収、ZOZOグループおよびアスクルグループを中心としたコマース事業全体の増収により、当連結会計年度の売上収益は過去最高となる1兆9,174億円となり、前年同期と比して1,028億円の増収(5.7%増)となりました。・営業利益、税引前利益セキュリティ対策費用等の増加があったものの、上記増収や当社子会社の支配喪失に伴う利益の計上等により、当連結会計年度の営業利益および税引前利益は前年同期比で増益となりました。・当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益PayPay(株)とPayPayカード(株)を含むPayPay連結およびZOZOグループの成長に伴う非支配持分の増加があったものの、上記増収・増益等により、当連結会計年度の当期利益および親会社の所有者に帰属する当期利益は前年同期比で増益となりました。■個別業績・売上高2023年10月1日の当社ならびにLINE(株)およびヤフー(株)を中心としたグループ内再編により、複数の事業会社を当社と統合(以下「本再編」といいます。)したことに伴い、前期は第3四半期から本再編後の体制による売上高を計上していたところ、当期は第1四半期から本再編後の体制による売上高を計上したこと等により、個別業績の売上高は前年同期比で増加となりました。・当期純利益当期は、受取配当金の減少や増益に伴う法人税等の増加があったものの、上記のとおり本再編を2023年10月に実施したことに伴う増収・増益、および前年同期比での特別損失の減少等(前期において、本再編の実施に伴う抱合せ株式消滅差損や、関係会社株式の評価損を計上したことによる反動減)により、個別業績の当期純利益は前年同期比で増加となりました。