前沢給装、前期経常を17%上方修正、配当も15円増額

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決算

 前澤給装工業 <6485> [東証S] が5月7日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の27.3億円→31.8億円(前の期は25.9億円)に16.6%上方修正し、増益率が5.1%増→22.6%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.6億円→15.1億円(前年同期は13.3億円)に42.8%増額し、一転して13.1%増益計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の42円→57円(前の期は40円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 売上高につきましては、ほぼ前回予想の見通しとなりますが、利益面では原材料や人件費等の上昇コストを確実に販売価格に転嫁したことにより、営業利益、経常利益は前回予想を上回る見通しです。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、販売価格の改定効果に加えて、2025年1月に当社の海外連結子会社(前澤給装(南昌)有限公司)の持分全部譲渡を実施したことにより、連結決算において為替換算調整勘定の清算による特別利益1億87百万円を計上することとなり、前回予想を大きく上回る見通しです。

 当社は、事業成長と業績向上を通じて、株主の皆様に対する利益還元と、多様なステークホルダーへの貢献を両立してまいります。具体的には、各事業年度の財政状況や将来の事業展開等を総合的に勘案し、事業成長や地球環境の保全を図るための投資などにも考慮し、利益還元を行うことを基本方針といたします。配当につきましては、配当政策の基本方針に基づき、連結配当性向50%を目安とし、あわせて安定性・継続性に配慮しつつ、業績動向等に鑑みて、機動的に自己株式取得等を実施することといたします。この方針のもと、当期における業績が、前回予想(2024年5月13日公表)を上回ったことや、現在の財政状況等を勘案して、従来の配当予想に対して、1株あたり15円の増配を実施することといたします。なお、2025年3月期の期末配当につきましては、2025年6月26日開催予定の第69期定時株主総会に付議する予定です。

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