外為サマリー:一時145円90銭台に上伸、日米関税交渉は為替議論なし

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為替

 2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円87銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円50銭程度のドル高・円安となっている。

 1日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円39銭前後と前日に比べ2円30銭強のドル高・円安で取引を終えた。日銀の追加利上げ観測が後退したことに加え、米4月ISM製造業景況感指数が市場予想ほど悪化しなかったことなどから一時145円73銭まで上伸した。

 この流れを引き継ぐかたちで、この日の東京市場のドル円相場は堅調にスタートした。その後、ベッセント米財務長官らとの2回目の関税交渉を終えた赤沢亮正経済再生相が記者団に「為替や安全保障の議論はなかった」ことを明らかにすると、円売り・ドル買いが一段と活発化。また、中国商務省が米国との通商協議の可能性を検討しているとの報道官談話を発表し、米中貿易協議の進展期待が高まったこともあり、午前9時30分ごろには145円93銭をつける場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1282ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=164円60銭前後と同1円30銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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