本日注目すべき【好決算】銘柄 DTS、dely、ヤマトHD (1日引け後 発表分)

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 5月1日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 DTS <9682> [東証P]  ★今期経常は3%増で12期連続最高益、増配と自社株買いも発表
 ◆25年3月期の連結経常利益は前の期比20.5%増の154億円に伸びて着地。続く26年3月期は前期比2.5%増の158億円と12期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は業務&ソリューション、テクノロジー&ソリューション、プラットフォーム&サービスがいずれも成長する計画。
  併せて、前期の年間配当を110円→127円(前の期は103円)に増額し、今期も前期比13円増の140円に増配する方針とした。また、発行済み株式数の1.86%にあたる75万株または25億円を上限に自社株買いを実施すると発表。取得株は8月13日付で消却する予定。

 dely <299A> [東証G]  ★今期経常は29%増で6期連続最高益更新へ
 ◆25年3月期の経常利益(非連結)は前の期比12.1%増の26億円で着地。続く26年3月期も前期比28.8%増の33.5億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期もポイント販促サービス「クラシルリワード」を展開する購買(販促)事業が成長を牽引する。

 アイカ <4206> [東証P]  ★今期経常は5%増で5期連続最高益、増配と自社株買いも発表
 ◆25年3月期の連結経常利益は前の期比9.7%増の286億円に伸びて着地。続く26年3月期は前期比4.6%増の300億円と5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は国内で企業の設備投資に持ち直しの動きがみられる中、化成品、建装建材ともに売上成長が続く。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を122円→126円(前の期は112円)に増額し、今期も前期比10円増の136円に増配する方針とした。
  併せて、発行済み株式数の3.58%にあたる225万株または60億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 ブロメディア <4347> [東証S]  ★今期経常は53%増益、10円増配へ
 ◆25年3月期の連結経常利益は前の期比21.0%減の7.1億円になったものの、続く26年3月期は前期比53.0%増の11億円に拡大する見通しとなった。今期は技術部門の既存事業が引き続き好調に推移するほか、スタジオ・プロダクションとdivxの黒字化を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比10円増の50円に増配する方針とした。

 東京きらぼし <7173> [東証P]  ★今期経常は13%増で5期連続最高益、10円増配へ
 ◆25年3月期の連結経常利益は前の期比26.3%増の416億円に伸びて着地。続く26年3月期は前期比12.8%増の470億円と5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はグループ間連携の強化による顧客基盤の拡大・収益機会の創出を計画するほか、UI銀行は前期に開始したローンの通年貢献によって黒字化を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比10円増の170円に増配する方針とした。

 AOKIHD <8214> [東証P]  ★前期最終を19%上方修正、配当も20円増額
 ◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の80億円→90.5億円に19.4%上方修正。増益率が5.6%増→26.1%増に拡大する見通しとなった。適切な営業施策によって売上総利益高を確保したことに加え、投資有価証券売却益の増加、繰延税金資産の計上に伴う税金費用の減少なども最終利益を押し上げた。
  併せて、前期の年間配当を従来計画の55円→75円(前の期は50円)に大幅増額修正した。

 ヤマトHD <9064> [東証P]  ★前期経常が上振れ着地・今期は2倍増益へ
 ◆25年3月期の連結経常利益は前の期比51.6%減の195億円に落ち込んだが、従来予想の130億円を上回って着地。続く26年3月期は前期比2.0倍の400億円にV字回復する見通しとなった。前期上振れは宅配便の取扱個数が想定を上回ったことに加え、人件費などの経費抑制を進めたことが要因。今期は宅急便ビジネスでプライシングの適正化による単価上昇を見込むほか、法人ビジネスの成長やオペレーティングコストの適正化に注力する方針。


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