AOKIHD、前期経常を3%上方修正、配当も20円増額
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AOKIホールディングス <8214> [東証P] が5月1日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の143億円→147億円(前の期は132億円)に3.1%上方修正し、増益率が8.0%増→11.4%増に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の104億円→109億円(前年同期は96.7億円)に4.3%増額し、増益率が8.2%増→12.9%増に拡大する計算になる。 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の55円→75円(前の期は50円)に大幅増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上高は、雇用や所得環境の改善を背景に個人消費が底堅く推移し、ファッション事業ではフレッシャーズが堅調に推移し予想をやや上回り、エンターテイメント事業においては、第4四半期のシステム障害による会員アプリの利用制限等により客数の減少がありましたが、アニヴェルセル・ブライダル事業とともに概ね予定どおり推移し上記のとおり修正いたしました。営業利益及び経常利益は、ファッション事業において仕入価格は引き続き上昇傾向となったものの、適切な営業施策の実施等により売上総利益高を確保し、各事業において販促施策の強化や人件費などの増加等もありましたが、上記のとおり修正いたしました。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加に加え、投資有価証券の売却等による特別利益の増加及び繰延税金資産の計上等により税金費用が減少し、上記のとおり予想を上回る見通しです。 当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重点施策の1つとして認識しており、2024年5月に発表しました中期経営計画「RISING 2026」(対象期間:2025年3月期~2027年3月期)において、各事業年度の配当性向を50%以上もしくはDOE(株主資本配当率)3%以上のいずれか高い方を選択し、総還元性向については対象期間において70%以上を目指すこととしております。期末配当については、2025年3月期の業績が「1.連結業績予想」のとおり予想を上回る見通しであり、中期経営計画で掲げた株主還元方針に沿って検討した結果、期末配当予想を20円増額し1株当たり60円とする予定です。この結果、年間配当金は中間配当金15円と合わせて75円を予定しております。(注)上記の予想は、発表日時現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は大きく異なる可能性があります。開示すべき重要な事項が発生した場合には、速やかに開示いたします。