ベルテクス、前期経常を4%上方修正・3期ぶり最高益、配当も10円増額
投稿:
ベルテクスコーポレーション <5290> [東証S] が4月30日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の62億円→64.4億円(前の期は58.4億円)に4.0%上方修正し、増益率が6.0%増→10.3%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の36.6億円→39.1億円(前年同期は36.1億円)に6.8%増額し、増益率が1.2%増→8.0%増に拡大する計算になる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→60円(前の期は40円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 売上高につきましては、コンクリート事業における製品販売量が当初計画を下回ったことにより、前回発表した業績予想を下回る見通しとなりましたが、利益面では、コンクリート事業における販売単価の見直しによる収益性の向上や、特に九州地区での収益性の高い案件が好調に推移したこと、パイル事業における上期を中心とした継続案件および新規案件の順調な進捗、さらに斜面防災事業における工事受注量が増加したことなどにより、営業利益以下の各段階利益は前回発表予想を上回る見通しとなりました。 当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題の一つと位置付けており、財務体質の強化や今後の事業展開等を総合的に勘案したうえで、配当性向30%を目安に、安定的かつ継続的な配当を実施していくことを基本方針としております。このたび、2025年3月期の通期連結業績予想の上方修正に伴い、配当予想を1株当たり50円から10円増配し、60円に修正することといたしました。 今後も引き続き、財務の健全性を維持しつつ、資本効率の向上を図り、株主の皆様へ安定的な配当の継続に努めてまいります。