中村屋、前期経常を20%上方修正、配当も5円増額
投稿:
中村屋 <2204> [東証S] が4月30日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の10.6億円→12.7億円(前の期は9.9億円)に19.8%上方修正し、増益率が6.4%増→27.5%増に拡大する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の28.3億円→30.4億円(前年同期は31.7億円)に7.4%増額し、減益率が10.8%減→4.2%減に縮小する計算になる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の65円→70円(前の期は60円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 通期の業績予想につきましては、原材料高・資源高によるコストプッシュ要因の物価上昇と実質賃金の伸び悩みにより、消費者の節約志向が一層高まる厳しい環境の下、積極的な販売活動を行いましたが、売上高は前回予想を下回る見込みとなりました。 利益面につきましては、営業利益、経常利益は、継続して取り組んでおります自社工場の稼働の平準化・品目の絞り込み等による効率化を一層推進した結果、前回予想を上回る見込みとなりました。また、当期純利益につきましては、上記1で記載した特別損失、2で記載した法人税等調整額の計上があるものの、政策保有株式の縮減により、投資有価証券売却益を計上することから、前回予想を上回る見込みとなりました。 当社は、事業活動で得られました利益の配分につきましては、株主の皆様への長期にわたる安定的かつ継続的な配当を重視するとともに、今後の事業展開を勘案した株主資本の充実により企業体質の強化を図ることを基本方針としております。 当期の配当予想につきましては、基本方針に従い、安定配当の観点・当期の期間損益・財務状況の健全化等を総合的に勘案して、1株当たりの期末配当を前回予想65円から70円と、5円増加させていただき、前期より10円の増配予想とさせていただきます。