甜菜糖、前期経常を22%上方修正
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日本甜菜製糖 <2108> [東証P] が4月30日午前(11:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→11億円(前の期は18億円)に22.2%上方修正し、減益率が50.1%減→39.0%減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の65億円→27億円(前の期は18.1億円)に58.5%下方修正し、増益率が3.6倍→49.1%増に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.4億円→3.4億円(前年同期は0.2億円)に2.4倍増額し、増益率が5.4倍→13倍に拡大する計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 1.特別損失(減損損失)の計上について 当社の保有する砂糖事業の固定資産(ビート糖製造施設)の一部について、収益性の低下による減損の兆候が認められることから、当該固定資産に係る回収可能性を検討した結果、2025年3月期第4四半期連結会計期間において、減損損失5,666百万円を特別損失に計上する見込みとなりました。2.2025年3月期通期連結業績予想数値の修正 上記の特別損失(減損損失)を2025年3月期第4四半期連結会計期間において計上する見込みとなったことにより、親会社株主に帰属する当期純利益が予想を下回る見通しとなったことから、2025年2月12日に公表した通期連結業績予想を修正いたします。 なお、2025年3月期の期末配当予想につきましては、変更ありません。3.個別決算における前事業年度の実績値と当事業年度の実績見込みとの差異 当期は減損損失(特別損失5,679百万円)が増加する見込みとなったものの、固定資産売却益(特別利益7,707百万円)の増加なども見込まれており、前事業年度との比較では、当期純利益が増加する見込みとなっております。(注)上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。