米外為市場サマリー:貿易交渉の進展期待から一時142円40銭台に上伸

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為替

 29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円33銭前後と前日と比べて30銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=162円08銭前後と同15銭程度のユーロ安・円高だった。

 この日に発表された2月の米住宅価格指数の伸びが鈍化したことに加え、4月の米消費者信頼感指数や3月の米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が低調だったことで、景気悪化懸念からドル円相場は141円97銭まで軟化する場面があった。ただ、ラトニック米商務長官が自動車・部品に対する追加関税の影響を軽減する措置を発表したほか、米政権が既に1カ国と貿易協定で合意していることを明らかにすると、貿易交渉の進展期待からドル売りが後退。NYダウをはじめ米主要株価指数が上昇したこともドルの支援材料となり、一時142円45銭近辺まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1387ドル前後と前日に比べて0.0030ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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