小野薬、前期最終を14%下方修正

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決算

 小野薬品工業 <4528> [東証P] が4月28日大引け後(16:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期の連結最終利益を従来予想の580億円→500億円(前の期は1279億円)に13.8%下方修正し、減益率が54.7%減→60.9%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の163億円→83.5億円(前年同期は534億円)に48.9%減額し、減益率が69.4%減→84.4%減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上収益は、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社からの「オプジーボ点滴静注」に係るロイヤルティ収入が堅調に推移したことなどから、前回発表予想に比べ20億円増加の4,870億円に修正しました。 営業利益は、アストラゼネカ社とのコプロモーション契約に基づき販売している「フォシーガ錠」の販売達成マイルストンを136億円計上したこと、デサイフェラ社の買収に伴い認識した棚卸資産の公正価値増加分の償却方法について在庫の払い出しの実態に応じて償却する方法に見直しを行ったことで償却費が前回発表予想比で70億円程度増加したこと、ONO-7018(MALT1阻害剤)の開発中止を決定したことに伴い無形資産の減損損失25億円を計上したことなどから、前回発表予想に比べ220億円減少の600億円に修正しました。 親会社の所有者に帰属する当期利益は、税引前当期利益が215億円減少の600億円を見込む一方で、試験研究費の税額控除額の増加等により税金費用が140億円減少する見込みであることから、前回発表予想に比べ80億円減少の500億円に修正しました。

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