藤倉化、前期最終を一転53%減益に下方修正

藤倉化、前期最終を一転53%減益に下方修正

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決算

 藤倉化成 <4620> [東証S] が4月28日後場(14:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結最終利益を従来予想の12億円→5億円(前の期は10.7億円)に58.3%下方修正し、一転して53.5%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4.8億円の黒字→2.1億円の赤字(前年同期は7億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  コーティング事業が属する自動車市場においては、国内では認証不正問題に伴う出荷停止の影響は徐々に解消されつつあるものの、自動車メーカーによる生産調整が長期化しており、市場の回復は限定的となっております。一方、海外では欧州及びアジア地域における自動車販売不振が続いており、生産台数の減少が当社業績に引き続き影響を及ぼしております。また、塗料事業が属する住宅市場では、建築費の高騰による物件価格の高止まりにより、主要顧客の回復が当初想定より遅れております。加えて、原材料・エネルギー・物流コストの上昇も継続しており、これらの要因により売上高及び営業利益は当初の予想を下回る見通しです。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前述の特別損失の計上に伴い当初の予想を下回る見込みです。(注)上記の予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

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