外為サマリー:一時143円80銭台に上伸するも上値重い
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28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円49銭前後と前週末の午後5時時点に比べて10銭程度のドル高・円安となっている。 25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円67銭前後と前日に比べ1円05銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米中貿易摩擦の緩和期待などを背景に一時144円03銭まで上伸した。 トランプ米大統領が25日、日本との関税交渉について「合意にとても近づいている」と述べたこともあり、この日の東京市場のドル円相場も堅調な展開となっている。日銀が4月30日~5月1日に開く金融政策決定会合で、米関税政策の影響を見極めたいとして政策金利を据え置く公算が大きいこともドル買い・円売りにつながり、午前8時50分すぎには143円88銭をつける場面があった。ただ、今後の日米協議の行方を見極めたいとのムードもあり、一段と上値を買い上がる勢いには乏しい。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1364ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=163円07銭前後と同20銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS