巴川コーポ、前期経常を一転6%減益に下方修正
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巴川コーポレーション <3878> [東証S] が4月25日後場(14:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の22億円→15.5億円(前の期は16.4億円)に29.5%下方修正し、一転して5.7%減益見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.7億円→5.2億円(前年同期は6.4億円)に55.2%減額し、一転して18.4%減益計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 通期連結業績予想につきましては、トナー事業の市況低迷が続く中、受注減に伴う生産調整影響や主原料である樹脂の値上げの影響拡大と、海外顧客に対する貸倒引当金の計上等により、売上高および営業利益が前回予想を大きく下回る見通しとなりました。経常利益については、ディスプレイ関連事業の関連会社からの持分利益の貢献は期待されるものの、営業利益の減少が見込まれることから前回予想を下回る見通しです。親会社株主に帰属する当期純利益については、上記貸倒引当金の計上に加え、減損損失が当初見込みより膨らんだことから前回予想を下回る見通しです。 以上の状況により、2024年5月14日に公表しました通期連結業績予想値を上記のとおり修正することといたしました。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。