ニデックが急騰、今期は連続最高益更新の計画で収益構造の転換策示す
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ニデック<6594.T>が急伸している。24日の取引後、25年3月期の連結決算発表にあわせ、26年3月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比19.3%増の2000億円と前期に続き過去最高益の更新を計画する。年間配当予想は実質増配とした。あわせて公表した28年3月期までの中期経営計画において事業再編や拠点統合、人員削減など収益構造の転換を図る方針を打ち出しており、トランプ関税による影響が懸念されるなかにあって、ポジティブ視した買いを集めたようだ。 今期の売上高予想は同0.3%減の2兆6000億円。想定為替レートは1ドル=140円、1ユーロ=155円に設定した。年間配当予想は42円50銭。前期の年間配当は株式分割を考慮した水準で40円だった。28年3月期の売上高目標は2兆9000億円、営業利益目標は3500億円(26年3月期予想は2600億円)とした。AI関連やインフラ、エネルギーなど幅広い事業領域で成長を目指す方針。25年3月期の売上高は前の期比11.1%増の2兆6070億9400万円、最終利益は同34.7%増の1676億8800万円だった。 出所:MINKABU PRESS