味の素、前期最終を一転14%減益に下方修正
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味の素 <2802> [東証P] が4月24日大引け後(15:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。25年3月期の連結最終利益を従来予想の950億円→749億円(前の期は871億円)に21.2%下方修正し、一転して14.0%減益見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の447億円→246億円(前年同期は406億円)に44.9%減額し、一転して39.3%減益計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 本日開催の取締役会において、当社が100%保有する医薬品無菌充填の受託会社である味の素アルテア社(以下「アルテア社」)の株式の全てを、Packaging Coordinators Inc.社(以下、「PCI社」)に譲渡することを決議し、同日PCI社との間で株式譲渡契約を締結したことに伴い、通期連結業績予想(IFRS)につき、その他の営業費用でアルテア社ののれん及び固定資産の減損損失298億円を計上すること((注)4. )により、親会社の所有者に帰属する当期利益を前回予想から201億円引き下げ、749億円といたしました。また、通期個別業績見込み(日本基準)につき、当社が保有するアルテア社の株式に係る関係会社株式評価損等の特別損失を343億円計上すること((注)4. )等により、前期実績値に比して差異が生じる見込みです。(注)1. 当社グループは、IFRSの適用にあたり、投資家、取締役会及び経営会議が各事業の恒常的な業績や将来の見通しを把握すること、取締役会及び経営会議が継続的に事業ポートフォリオを評価することを目的として、「事業利益」という段階利益を導入しております。当該「事業利益」は、「売上高」から「売上原価」、「販売費」、「研究開発費」及び「一般管理費」を控除し、「持分法による損益」を加えたものであり、「その他の営業収益」及び「その他の営業費用」を含まない段階利益です。(注)2. 上記業績予想は、計画のもととなる前提、予測を含んで記載しています。実際の業績は、今後様々な要因やリスクによって上記予想とは異なる結果となる可能性があります。(注)3. 当社は2025年4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施しております。「基本的1株当たり当期利益」および「1株当たり当期純利益」は、2024年3月期の期首に当該株式分割が行われたものと仮定して算定しております。(注)4. アルテア社の株式の譲渡に伴う連結決算(IFRS)における減損損失の計上および個別決算(日本基準)における特別損失の計上の詳細については、2025年4月24日付適時開示資料「連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ」をご参照ください。