株価指数先物【昼】 買い一巡後は利食いに伴うロング解消の動き

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先物

 日経225先物は11時30分時点、前日比290円高の3万5210円(+0.83%)前後で推移。寄り付きは3万5380円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万5355円)にサヤ寄せする形で、買い先行から始まり、直後に3万5420円まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただし、買い一巡後は利益確定に伴うロング解消の動きも入るなかで3万5140円まで上げ幅を縮め、終盤にかけては3万5200円~3万5250円辺りでの保ち合いを継続。

 日経225先物は米中の貿易摩擦が緩和に向かうとの期待を背景にロング優勢で始まったが、ナイトセッションでつけた高値(3万5510円)を捉えることができず、昨日同様、買い一巡後は利益確定に伴うロング解消の動きが目立つ。ただし、東京エレクトロン<8035>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が買われているほか、前日に決算を発表したファナック<6954>「東証P」の上昇がセンチメントを明るくさせており、ショートを仕掛けづらくさせている

 NT倍率は先物中心限月で13.48倍に低下。一時13.53倍まで上昇する場面もみられたが、25日移動平均線(13.54倍)が抵抗線として意識されている。ハイテク主導でNTショートを巻き戻す動きが入るとみられていたが、足もとで買われていたKDDI<9433>[東証P]やニトリホールディングス<9843>[東証P]、コナミグループ<9766>[東証P]などの下げが日経平均型の重荷になっている。

株探ニュース

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