TOYOイノが3日続伸、受注拡大と生産性向上図り26年3月期最終黒字転換を計画

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 TOYOイノベックス<6210.T>が3日続伸した。23日の取引終了後、25年3月期の連結決算発表にあわせ、26年3月期の業績予想を開示し、今期の最終損益が1億5000万円の黒字(前期は8億4500万円の赤字)に転換する見通しを示した。業績の底入れを期待した買いが入ったようだ。

 射出成形機とダイカストマシンそれぞれで受注高は増加を計画する。射出成形機の最新機種「Si-7」について更なる市場への浸透を図るほか、ダイカストマシンでは「BD-V7EX」を集中的に拡販する。今年4月に完成した新工場棟では、自動車や家電製品などの部材成形で需要が拡大する中大型機の生産を開始。生産性の向上や短納期化も図る。年間配当予想は前期と横ばいの35円とした。25年3月期は世界的な成形機需要の低迷や中国での景気減速、繰延税金資産の取り崩しの影響などにより、売上高は計画を下回って着地。最終赤字額は計画を上回った。

出所:MINKABU PRESS

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