本日注目すべき【好決算】銘柄 正興電、野村マイクロ、レノバ (23日大引け後 発表分)
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4月23日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 正興電 <6653> [東証P] ★上期経常を一転15%増益に上方修正・最高益更新へ ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の11.7億円→14.9億円に27.4%上方修正。従来の減益予想から一転して14.9%増益を見込み、7期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。電力部門と環境エネルギー部門が引き続き堅調に推移することに加え、投資有価証券売却による営業外収益が発生したことを反映した。 東京エネシス <1945> [東証P] ★前期経常を2.2倍上方修正 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→33億円に2.2倍上方修正。減益率が71.2%減→36.7%減に縮小する見通しとなった。自社設備修繕範囲の見直しなど経費支出合理化が進んだうえ、退職給付会計における数理計算上の差異(14億円)を計上したことが要因。為替変動に伴うデリバティブ評価益の発生も利益を押し上げた。 OBシステム <5576> [東証S] ★今期経常は26%増で2期ぶり最高益、20円増配へ ◆25年3月期の連結経常利益は前の期非連結比3.3%減の6.1億円になったものの、続く26年3月期は前期比25.5%増の7.6億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は旺盛なシステム投資案件の継続や金融、社会事業分野での新規プロジェクト案件獲得に加え、5月に子会社化するグリーンキャット社の業績上積みなども寄与し、22.3%の大幅増収を見込む。 併せて、今期の年間配当は前期比20円増の100円に増配する方針とした。配当利回りは4.07%に上昇。 ワコム <6727> [東証P] ★前期経常を一転1%増益に上方修正、配当も2円増額 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の85億円→100億円に17.6%上方修正。従来の減益予想から一転して1.5%増益見通しとなった。売上高は計画を下回ったものの、販管費の抑制などで利益は上振れした。一方、事業構造改革費用の計上を踏まえ、最終利益は従来予想の62億円→50億円に下方修正した。 併せて、期末一括配当を従来計画の20円→22円(前の期は20円)に増額修正した。 野村マイクロ <6254> [東証P] ★前期配当を10円増額修正 ◆25年3月期の年間配当を従来計画の70円→80円(前の期は1→4の株式分割前で250円)に増額修正した。好調な業績を踏まえ、株主への利益配分を増やす。 レノバ <9519> [東証P] ★前期最終を80%上方修正 ◆25年3月期の連結最終利益を従来予想の15億円→27億円に80.0%上方修正。減益率が83.1%減→69.5%減に縮小する見通しとなった。バイオマス事業で設定していた損益バッファの未消化や収益改善、その他開発費用の低減などが上振れの要因となる。 株探ニュース