明日の為替相場見通し=日米財務相会合を視野に神経質な展開も
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今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、142円前後を中心とした神経質な展開が予想される。予想レンジは1ドル=141円30~142円50銭。 この日は、トランプ米大統領がパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を否定したほか、ベッセント米財務長官が米中対立は長く続かないとの見方を示したことを受け、ドルは反発した。市場の関心は、23日から24日に開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議にあわせて開かれる日米財務相会合に集まっている。加藤勝信財務相とベッセント氏による会合は、米国時間24日に会談する方向とみられており、「通貨問題」がどう取り上げられるかが焦点だ。明日の東京市場は同会合を前に様子見姿勢を強める可能性もある。今晩は、米4月製造業PMIや米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表される。また、グールズビー・シカゴ連銀総裁やウォラーFRB理事などが講演を予定している。 出所:MINKABU PRESS