SHINKO、前期経常を11%下方修正、配当は12円増額
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SHINKO <7120> [東証S] が4月23日後場(14:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.7億円→6.8億円(前の期は6.3億円)に11.1%下方修正し、増益率が22.2%増→8.7%増に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の5.9億円→5.1億円(前年同期は4.2億円)に14.4%減額し、増益率が39.5%増→19.4%増に縮小する計算になる。 同時に、期末一括配当を従来計画の85円→97円(前の期は80円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年3月期の業績につきましては、様々な分野でDXが推進される中、特に医療DXに係る訪問看護ステーションにおけるオンライン資格確認用機器の導入や医療機関のセキュリティ意識向上に伴い、医療機関向けサイバーセキュリティ対策商品『MSK@あんしんバックアップサービス』の販売件数が増加する等、前期比で増収増益となることが見込まれます。 一方、医療DXについては一部遅れもあり、医療機関における電子処方箋の導入が想定通り進まなかったこと、計画していた医療機器の導入が進まず、機器の設置、保守の受託が想定件数を大幅に下回る等の事情により、売上高は前回予想を下回る見込みであります。 利益につきましては、売上高の減少に加え、当期は自社内で対応できない工事案件の比重が増え、それに伴い外注費が増加したこと等の要因により、営業利益、経常利益、当期純利益が当初予想を下回る見込みとなりました。 よってこのたび業績予想の修正を行うものであります。 当社は、利益を株主の皆様に適切に還元し、ご支援に報いることを第一に、将来にも安定した配当を継続できるよう、企業成長と経営環境の変化に対応するために必要な内部留保資金を確保しつつ配当することを基本方針としております。具体的には、年間配当性向30%を目標として上記基本方針に基づき配当を実施していく予定であります。 今回の業績予想の修正および2024年11月15日に実施した自己株式取得の影響を踏まえ、2025年3月期の配当予想を当初の1株当たり85円から12円増額し、1株当たり97円に修正いたします。※上記の業績予想は、本日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績は、様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。