大成建、前期経常を39%上方修正、配当も80円増額

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決算

 大成建設 <1801> [東証P] が4月23日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の970億円→1345億円(前の期は389億円)に38.7%上方修正し、増益率が2.5倍→3.5倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の472億円→847億円(前年同期は206億円)に79.4%増額し、増益率が2.3倍→4.1倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の130円→210円(前の期は130円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)個別業績予想の修正理由    売上高は、土木事業・建築事業共に国内の大型工事が順調に進捗したことから、前回予想を1,370億円上回る見   込みです。    営業利益については、国内の土木事業における増収及び利益率改善を主因とした売上総利益の増益、成長投   資の実施時期を見直したことなどによる販売費及び一般管理費の減少により、162億円の増益となる見込みです。    また、営業利益の増益に伴い、経常利益は201億円の増益となり、政策保有株式縮減の進捗により、当期純利益   は307億円の増益となる見込みです。    なお、完成工事総利益率は、8.5%(土木20.7%・建築4.4%)となる見込みです(前回予想9.0%(土木19.4%・建築   5.8%))。(2)連結業績予想の修正理由    個別業績予想の修正に加え、国内子会社の業績が総じて好調であったことなどから、売上高及び各利益を修正   するものです。

  当社は、財務規律の保持と成長投資枠の優先的な確保を図りつつ、長期的な安定配当を前提とした配当性向30%程度を維持することに加え、総還元性向100%を上限とした自己株式の取得など機動的な株主還元を行うことを基本方針としております。 当期の期末配当予想につきましては、業績予想の修正を踏まえ、1株につき145円に修正いたします。 これにより、中間配当金を加えた当期の1株当たり年間配当予想は、1株につき210円となり、前回発表予想に比べ80円の増配となります。

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