東急建設、前期経常を39%上方修正
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東急建設 <1720> [東証P] が4月22日大引け後(16:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の70億円→97億円(前の期は97.3億円)に38.6%上方修正し、減益率が28.1%減→0.4%減に縮小する見通しとなった。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の76.3億円→103億円(前年同期は68.9億円)に35.4%増額し、増益率が10.7%増→49.9%増に拡大する計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 (個別業績予想)売上高は、国内建築工事において、予定案件の受注時期が遅れた影響により完成工事高が減少し、前回予想を30億円下回る見込みです。利益面では、海外土木工事の採算改善および国内建築工事の追加変更工事獲得などを主因として完成工事総利益が増加したため、営業利益は前回予想を18億円上回る見込みです。経常利益は、外貨建て資産が減少し為替差損が低減したため、前回予想を21億円上回る見込みです。当期純利益は、海外子会社の株式等の評価損および貸付金に対する貸倒引当金を特別損失に計上したことから、前回予想を3億円上回る39億円となる見込みです。なお、完成工事総利益率は9.0%(建築8.1%、土木11.4%)となる見込みです。(連結業績予想)連結業績の修正につきましては、売上高、営業利益および経常利益は、個別業績と同様の理由です。親会社株主に帰属する当期純利益は、特定子会社における株式減損などを計上したものの、経常利益の増加により前回から16億円増加の66億円となる見込みです。なお、2025年3月期の配当予想につきましては、前回公表値から変更はありません。自己資本配当率(DOE)4.0%以上を目標とした配当方針に基づき、1株当たり年間配当金38円(中間配当金19円、期末配当金19円)を予定しています。(注)上記の予想数値は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。