話題株ピックアップ【夕刊】(3):ティラド、エルテス、ヒトコムHD
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■ティラド <7236> 3,625円 +330 円 (+10.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位 ティラド<7236>は急騰。21日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を1590億円から1592億6000万円(前の期比0.4%増)へ、純利益を15億円から43億6000万円(同3.5倍)へ上方修正すると発表した。利益の大幅増を好感した買いが膨らんだ。品質不具合に関連する費用が最新状況への見直しに伴い減少したため。また、米国子会社の収益性改善や、米国を含む海外子会社の増収なども寄与する見通し。なお、配当予想は据え置いた。 ■エルテス <3967> 663円 +52 円 (+8.5%) 本日終値 エルテス<3967>が急伸。SNSでの炎上対策などリスク管理支援を行うネットセキュリティービジネスを主力とし、地方自治体向けDX支援も手掛ける。26年2月期の業績は急変貌を見込み営業利益段階で前期比4.1倍となる3億8000万円と過去最高を更新する見通しにある。好業績を背景に株主還元強化にも取り組み、21日取引終了後、株主優待制度の拡充(継続保有期間が半年に満たない株主を対象に加える)を発表した。8月末と2月末時点で800株以上(半年未満保有の株主)に、QUOカード5000円分を年2回贈呈するというもので、これを好感する買いが集中する格好となった。 ■ヒトコムHD <4433> 958円 +67 円 (+7.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位 ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>が急伸。岩井コスモ証券は21日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は1200円とした。同社はヒューマン営業支援とデジタル営業支援の両輪で成長している。第2四半期(24年9月~25年2月)の連結営業利益は12億7800万円と従来予想(10億4000万円)を上回った。中期経営計画の重点領域であるエアポートとホールセールが伸長し増収となったことなどが寄与した。これを受け、同社では25年8月期の連結営業利益を従来予想の20億円から22億円(前期比40.2%増)に上方修正したが、同証券では23億円への一段の上振れを予測。今後に関しては、空港関連業務や知的財産(IP)を活用したホールセールの拡大に期待している。 ■インテM <7072> 880円 +51 円 (+6.2%) 本日終値 インティメート・マージャー<7072>は後場に入りプラス圏に浮上した。午前11時30分ごろ、保有する約10億件のオーディエンスデータ及び生成AIを活用した解析技術を、LeanGo(東京都目黒区)が運営するフルファネルマーケティング支援ツール「DEJAM」へ技術提供し、業務提携を開始したと発表しており材料視された。これにより、「DEJAM」利用企業は、ターゲットに最適化されたランディングページ(LP)の生成や既存ページの改善が可能となるという。また、従来はデータ取得が困難だったイメージLP(画像主体のLP)領域においても、ユーザー属性に基づいた具体的な改善提案を行うことができるようになるとしている。 ■いい生活 <3796> 499円 +21 円 (+4.4%) 本日終値 いい生活<3796>は4日続伸。21日の取引終了後に発表した3月度の月次概況(速報)で、サブスクリプションとソリューションを合わせた売上高が前年同月比18.3%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。サブスクリプション、ソリューションの両サービスともに売り上げを伸ばした。 ■フライト <3753> 236円 +9 円 (+4.0%) 本日終値 フライトソリューションズ<3753>は物色人気を集めた。21日取引終了後、本人確認ソリューション「myVerifist(マイ・ベリフィスト)」がソフトバンクショップに採用され、全店で運用が開始されたと発表した。これが材料視された。同ソリューションは、マイナンバーカードをはじめとする身分証明書を利用して電子署名・署名検証・公的個人認証を行うことができるもの。総務省とデジタル庁の厳格な安全基準を満たし、プラットフォーム事業者認定を取得しているという。 ■AndDo <3457> 1,374円 +42 円 (+3.2%) 本日終値 And Doホールディングス<3457>が4日続伸。同社は22日、子会社のハウスドゥ住宅販売がエン・ジャパン<4849>と、ハウスドゥ加盟店への人材採用支援を目的とした業務提携契約を締結したと発表し、材料視されたようだ。エンジャパンが提供するアドネットワーク型の掲載プラン「エンゲージプレミアム」について、ハウスドゥ加盟店が特別価格で利用できるようにする。不動産業界における人材難が続くなか、効率的な人材採用を進め、加盟店の経営基盤の安定化とサービスの持続的な提供につなげる。 ■NEXT 金価格連動型 <1328> 11,755円 +295 円 (+2.6%) 本日終値 金ETFが連日の人気化。NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>やSPDRゴールド・シェア<1326>、純金上場信託(現物国内保管型)<1540>などが軒並み上場来高値に買われた。21日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、6月限が前日比96.9ドル高の1トロイオンス=3425.3ドルと過去最高値を更新した。トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)に対する予防的利下げを要求。パウエルFRB議長の解任を検討していると伝わるなか、FRBの独立性が懸念されドルが下落する一方、ドルの代替資産とされる金に対する買い需要が膨らんでいる。この日の時間外取引では3450ドル近辺まで一段と値を上げ、金価格の上昇に拍車がかかっている。 ■テンダ <4198> 804円 +14 円 (+1.8%) 本日終値 テンダ<4198>が高い。午後0時30分ごろ、子会社テンダゲームスが、スマートフォンゲームアプリ「信長の野望 天下への道」正式サービスに向けて事前登録受け付けを開始したと発表しており、好材料視された。同ゲームは、コーエーテクモホールディングス<3635>傘下のコーエーテクモゲームスが著作権及び知的財産権を保有する「信長の野望・天道」の正式ライセンスを受け、パブリッシャー(発売元)をグラビティゲームアライズ(東京都中央区)、開発をテンダゲームスと中国キングネット社で協力して進めているもの。事前登録の受け付け開始にあわせ、豪華報酬が獲得できる事前登録キャンペーンも開催している。 ■NexTone <7094> 1,219円 +16 円 (+1.3%) 本日終値 NexTone<7094>が3日続伸。21日の取引終了後に発表した25年4月1日時点の著作権管理楽曲数(累計)が、前年同期比17万382曲増の69万6864曲となったことが好感された。新規楽曲の管理委託が4万7570曲と順調に増加したことに加えて、旧譜の管理移管が9871曲増加したことが寄与した。また、音楽・映像コンテンツのデジタルコンテンツディストリビューション事業の取扱原盤数は147万294原盤となり、前年同期比20万6942原盤増加した。 ●ストップ高銘柄 なし ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース