<動意株・22日>(大引け)=鉄建建設、ツガミなど

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 鉄建建設<1815.T>=後場一段高で強調展開続く。同社はきょう午後2時ごろ、25年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の29億円から35億円(前の期比3.7倍)に引き上げた。売上高予想も1840億円から1861億円(同1.4%増)に上方修正。手持ち工事の施工高が想定を上回ったほか、利益面では工事の採算改善などが寄与した。また、期末一括配当を従来計画比12円増額の122円(前の期は100円)にすることもあわせて発表している。

 ツガミ<6101.T>=反発。午後1時ごろ、集計中の25年3月期連結業績について、売上高が970億円から1074億1000万円(前の期比28.0%増)へ、営業利益が185億円から232億5000万円(同77.5%増)へ、純利益が80億円から108億7000万円(同2.0倍)へ上振れて着地したようだと発表した。全体的に不透明感があるなか、各拠点において着実に事業を推進したことが売上高・利益の増加につながったという。また、業績上振れに伴い、期末配当を27円から32円へ引き上げ、年間配当を59円とした。

 レック<7874.T>=上値指向強め約1カ月半ぶりに新高値。家庭向け日用雑貨や衛生用品などの製造を手掛け、100円ショップ向けで受注を獲得し業績拡大に反映させている。米ハイテク株安や外国為替市場でのドル安・円高を背景に、東京市場では外需株から内需株に投資マネーのシフトがみられる。また、国内では物価高で消費者マインドが冷やされるなか、廉価で商品を販売する生活防衛関連株への注目度が高まっている。同社はその関連株の一角として物色人気を博している。4月7日に992円で年初来安値を形成したが、その日を含めこれまで陽線の数が際立っており、実需筋の買いが株高を後押ししていることが窺われる。

 エルテス<3967.T>=物色人気化。SNSでの炎上対策などリスク管理支援を行うネットセキュリティービジネスを主力とし、地方自治体向けDX支援も手掛ける。26年2月期の業績は急変貌を見込み営業利益段階で前期比4.1倍となる3億8000万円と過去最高を更新する見通しにある。好業績を背景に株主還元強化にも取り組み、21日取引終了後、株主優待制度の拡充(継続保有期間が半年に満たない株主を対象に加える)を発表した。8月末と2月末時点で800株以上(半年未満保有の株主)に、QUOカード5000円分を年2回贈呈するというもので、これを好感する買いが集中する格好となった。

 フライトソリューションズ<3753.T>=急伸。21日取引終了後、本人確認ソリューション「myVerifist(マイ・ベリフィスト)」がソフトバンクショップに採用され、全店で運用が開始されたと発表した。これが材料視されている。同ソリューションは、マイナンバーカードをはじめとする身分証明書を利用して電子署名・署名検証・公的個人認証を行うことができるもの。総務省とデジタル庁の厳格な安全基準を満たし、プラットフォーム事業者認定を取得しているという。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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