外為サマリー:139円台と7カ月ぶり円高水準、トランプ氏の利下げ要求でドル売り続く

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 22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=139円93銭前後と前日の午後5時時点に比べて63銭程度のドル安・円高となっている。

 トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長に対する批判を続け、21日には予防的利下げの実施を要求した。米国の金融政策を巡る不透明感が意識されるなか、ドル売りが継続した。東京時間22日には日本の輸出企業による実需の円買い観測があった。正午すぎに1ドル=140円50銭を割り込むと、ストップロスとみられるドル売り・円買いが入り下げ足を加速した。24日には加藤勝信財務相とベッセント米財務長官が会談する方向で調整に入っていることが明らかとなっている。日米財務相会談で日本側が米国から円安是正を求められる可能性が意識されていることも、ドル円相場には重荷となった。午後2時すぎに140円を割り込み、昨年9月以来、およそ7カ月ぶりのドル安・円高水準をつけた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1543ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0011ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=161円51銭前後と同90銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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