アマノ、前期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も30円増額
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アマノ <6436> [東証P] が4月21日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の220億円→246億円(前の期は208億円)に11.8%上方修正し、増益率が5.5%増→18.0%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の114億円→140億円(前年同期は122億円)に22.7%増額し、一転して14.9%増益計算になる。 業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の145円→175円(前の期は135円)に増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 個別業績については、売上高はパーキングシステムがコロナリオープニングの需要に加え、新紙幣発行対応の需要が想定より前倒しで進んだことから、期初計画を上回る見通しとなっております。利益についても、主にパーキングシステムの増収効果、海外グループ会社からの配当金の増加や政策保有株式の縮減に伴う投資有価証券売却益の計上等により、期初計画を上回る見込みであります。 連結業績については、売上高は前述の個別業績の見通しに加え、海外グループ会社が円安効果を受ける中で欧州の情報システムや北米・アジア地域のパーキングシステムが好調に推移したことから、期初計画を上回る見通しとなっております。利益については、北米、欧州地域においてインフレに伴う部材高・人件費上昇の影響を受け収益改善は限定的となりましたが、個別およびアジア地域の収益向上により期初計画は上回る見込みであることから、上記のとおり業績予想を修正いたします。 当社は、株主の皆様に対する配当政策を最重要課題のひとつとして位置付け、利益還元策として、普通配当を安定的に継続実施し、業績に応じた適正な成果配分、機動的な自己株式取得を行うことを基本方針とし、連結での配当性向40%以上、総還元性向55%以上、純資産配当率2.5%以上を目標としております。 上記方針及び通期業績予想数値に基づき、期末配当予想を前回予想から1株当たり30円増配し、1株当たり125円に修正いたします。