三井住友建設が続騰し年初来高値、25年3月期は一転最終黒字で着地へ

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 三井住友建設<1821.T>が続騰し、年初来高値を更新した。旧村上ファンド系が大株主として名を連ねる同社は麻布台ヒルズ関連での損失計上で、昨年11月に損益予想を下方修正。その後、今年2月に最終赤字幅の縮小見通しを公表している。チャート上では4月7日の安値375円から戻り歩調を続け、4月21日は朝方から堅調な動きとなり、年初来高値を更新したことで上昇に弾みをつけた。同日午後1時には25年3月期の連結業績に関し、55億円の最終赤字予想から一転して8億円の黒字(前の期は40億600万円の黒字)で着地したもようだと発表。過年度に計上した貸倒引当金の戻入による効果や、金融費用と為替差損の減少、更に海外子会社の売上高の増加などが寄与する。過熱感を意識した戻り売りをこなし、発表後の同社株は堅調に推移している。

出所:MINKABU PRESS

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