<動意株・21日>(前引け)=ニトリHD、木徳神糧、dely
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ニトリホールディングス<9843.T>=上値指向強める。足もと外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが加速している。全体相場にはネガティブ材料ながら、同社のように円高に伴い仕入れコストの低減が見込まれる内需小売り関連には収益面で追い風となる。為替については今週に行われるG20財務相・中央銀行総裁会議において、ベッセント米財務長官と加藤財務大臣が会談する見通しで、これをにらんで投機的な円買いの動きもみられる状況となっている。 木徳神糧<2700.T>=上昇加速で新高値。同社は21日、25年12月期の連結業績予想の上方修正を発表。配当予想も増額修正し、好感されたようだ。今期の売上高予想はこれまでの見通しから100億円増額して1650億円(前期比38.7%増)、最終利益予想は10億円増額して28億円(同62.5%増)に修正した。また、中間配当予想について、これまでの計画の30円に特別配当20円を加える形で50円に引き上げた。特別配当を含めた年間配当予想は150円(同20円増配)となる。取引先との価格交渉を通じ転嫁を進めた結果、収益がこれまでの見通しを上回る見込みとなった。 dely<299A.T>=上値追いに拍車かかり10連騰。前週末18日の取引終了後、良品計画<7453.T>と共同で地域社会の活性化を目的とした取り組みを始めると発表。大手企業とのタイアップによる事業へのプラス効果を期待した買いが入ったようだ。レシピ動画プラットフォーム「クラシル」を運営するdelyは、良品計画が千葉県鴨川市で展開する「里のMUJI みんなみの里」を舞台として、第一弾プロジェクトとして地域で収穫された野菜の魅力を最大限に引き出すレシピを開発・提供する。今後、地元食材の価値を再発見できる取り組みを全国各地に拡大していく。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS