話題株ピックアップ【昼刊】:アドヴァンG、メニコン、ニトリHD

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材料

■アドヴァングループ <7463>  797円   +24 円 (+3.1%)  11:30現在
 アドヴァングループ<7463>は高い。前週末18日取引終了後、取得上限38万株(自己株式を除く発行済み株数の1.1%)、または3億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は4月21日~7月18日。資本効率の向上と機動的な資本政策の遂行に加え、PBRの向上と株主還元の充実を目指すため。これが好感されている。

■新光商事 <8141>  901円   +27 円 (+3.1%)  11:30現在
 新光商事<8141>が4日続伸。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が前週末18日に提出した変更報告書から、アクティビストの村上世彰氏の長女である野村絢氏の買い増しが明らかとなり、思惑視されたようだ。野村氏の保有割合は6.06%から7.15%に上昇した。報告義務発生日は11日。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。

■メニコン <7780>  1,244円   +37 円 (+3.1%)  11:30現在
 メニコン<7780>が堅調推移。同社は21日、コンタクトレンズのサブスクリプションサービスであるメルスプランなどの価格改定を発表。株価の支援材料となったようだ。価格改定は6月21日に実施する。メルスプランの月額費用のうち、「1DAYメニコン プレミオ」の両眼の場合、5940円から6270円に引き上げる。メニコン商品以外のコンタクトレンズを定額制で利用できるサービスも値上げを実施する。更に、販売用レンズ各種については7月1日出荷分より価格改定を行う。

■ニトリホールディングス <9843>  17,830円   +530 円 (+3.1%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>は上値追い加速、全般軟調地合いに抗してマドを開けて買われる展開に。足もと外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが加速しており、1ドル=141円台前半まで円高が進行している。全体相場にはネガティブ材料ながら、同社のように円高に伴い仕入れコストの低減が見込まれる内需小売り関連には収益面で追い風となる。為替については今週に行われるG20財務相・中央銀行総裁会議において、ベッセント米財務長官と加藤財務大臣が会談する見通しで、これをにらんで投機的な円買いの動きもみられる状況となっている。

■バイセル <7685>  2,902円   +86 円 (+3.1%)  11:30現在
 BuySell Technologies<7685>は3日続伸。前週末18日取引終了後、3月の月次動向を発表した。「グループ出張訪問買取事業」の仕入れ高は前年同月比92%増の12億9500万円、出張訪問数は同56%増の3万6957件と引き続きプラス基調を継続。「グループ店舗買取事業・その他買取事業」の仕入れ高も同70%増の30億1500万円と好調だった。これが買い手掛かりとなっている。

■dely <299A>  1,235円   +23 円 (+1.9%)  11:30現在
 dely<299A>が10連騰。前週末18日の取引終了後、良品計画<7453>と共同で地域社会の活性化を目的とした取り組みを始めると発表。大手企業とのタイアップによる事業へのプラス効果を期待した買いが入ったようだ。レシピ動画プラットフォーム「クラシル」を運営するdelyは、良品企画が千葉県鴨川市で展開する「里のMUJI みんなみの里」を舞台として、第一弾プロジェクトとして地域で収穫された野菜の魅力を最大限に引き出すレシピを開発・提供する。今後、地元食材の価値を再発見できる取り組みを全国各地に拡大していく。

■松屋フーズ <9887>  6,200円   +110 円 (+1.8%)  11:30現在
 松屋フーズホールディングス<9887>が続伸している。同社は前週末18日、価格改定の実施と深夜料金導入店舗の拡大について発表した。収益押し上げ効果を見込んだ買いを誘ったようだ。牛めしの並盛は430円から460円に値上げする。価格改定は22日午後3時に実施する。また、一部の店舗において午後10時から午前5時までに注文された商品の金額に、7%前後の深夜料金を加算する。

■岩井コスモ <8707>  2,207円   +15 円 (+0.7%)  11:30現在
 岩井コスモホールディングス<8707>がしっかり。同社は前週末18日の取引終了後、25年3月期の連結決算速報値を発表した。米国株式収益の増加を背景に、営業収益は前の期比7.1%増の257億5000万円、経常利益は同14.3%増の91億5000万円、純利益は同21.1%増の67億2500万円と増収増益となった。経常利益は過去最高となり、純利益は過去2番目に高い計上額となったという。更に前期の期末配当についてこれまでの予想から4円増額して125円に見直しており、評価されたようだ。前期の年間配当は145円(前の期比25円増配)となる。

■アイザワ証券グループ <8708>  1,260円   +3 円 (+0.2%)  11:30現在
 アイザワ証券グループ<8708>が3日続伸。前週末18日の取引終了後、25年3月期の連結決算速報値を発表。営業収益は前の期比8.5%増の205億8800万円、経常利益は同32.5%増の25億7100万円、純利益は同6.6%増の31億7200万円となった。増収増益となり、業況を評価した買いを誘ったようだ。投資信託の募集手数料や信託報酬、ラップ商品の投資顧問報酬などの受け入れ手数料が増加した。投資先のファンドによる収益の計上も寄与した。

■サンバイオ <4592>  2,279円   -120 円 (-5.0%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>は反落、直近まで2020年1月以来約5年3カ月ぶりの高値圏を走っていたが、きょうは目先筋の利益確定売りに押される展開となっている。同社は脳神経系疾患を対象に再生細胞薬の研究開発を行っており、ここ再生医療関連株物色の流れに乗ってマーケットの注目度が高まっていた。そうしたなか、同社は前週末18日取引終了後、アクーゴ脳内移植用注の第3回目の製造が終了し、収量を予定通り確保したことを発表した。今後、規格試験、特性解析の結果を得たうえで、すべての基準値を満たすことが確認できれば第3回目の製造は適合と判断され、アクーゴの出荷に関する条件が達成されることになる。ただ、株価は短期急騰の反動が出ているようだ。

■スズキ <7269>  1,600円   -72.5 円 (-4.3%)  11:30現在  東証プライム 下落率4位
 スズキ<7269>が大幅安。東京海上ホールディングス<8766>傘下の東京海上日動火災保険と、SOMPOホールディングス<8630>傘下の損害保険ジャパンによるスズキ株の売り出しは21日が受渡日となる。売出価格は1株1492円で、足もとの株価はこれを上回って推移していたことから、利益確定目的の売りが優勢となったようだ。

■任天堂 <7974>  10,230円   -140 円 (-1.4%)  11:30現在
 任天堂<7974>は前週末終値近辺で売り買い交錯、1万円大台を固める動きをみせている。同社は18日取引終了後に、新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ・ツー」の米国での予約受付を24日からスタートすることを発表した。当初は今月9日の予約開始を予定していたが、トランプ米政権の関税政策などへの影響を考慮して延期していた経緯がある。価格については、本体やソフト価格は当初予定と変化はないが、コントローラーなど周辺機器については値上げする。なお、発売日は当初予定通り6月5日を予定している。ニンテンドースイッチは製造委託先として中国を拠点とし、ベトナムやマレーシアなどで製造し米国に輸出を行ってきたことから、今回のトランプ米政権が打ち出す政策によるデメリットも警戒されている。

■Jティッシュ <7774>  619円   +100 円 (+19.3%) ストップ高   11:30現在
 ジャパン・ティッシュエンジニアリング<7774>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の619円に買われ、年初来高値を更新した。厚生労働省薬事審議会の再生医療等製品・生物由来技術部会が18日に開催された。同社が手掛ける再生医療等製品「ジャック」の製造販売承認事項一部変更承認の可否と再審査期間の指定の要否が審議されることとなっていたが、同部会において変形性膝関節症の適応を追加する一部変更承認が了承されたと21日に国内専門メディアが相次いで報じた。収益貢献を期待した買いを集める格好となったようだ。

■安永 <7271>  535円   +80 円 (+17.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 安永<7271>はカイ気配スタート。前週末18日取引終了後、集計中の25年3月期連結業績について売上高が従来予想の310億円から314億円(前の期比1.7%減)へ、営業利益が4億5000万円から8億円(同24.0%増)へ、純利益が4億円から7億5000万円(同23.6%増)へ上振れて着地したようだと発表。これを好感した買いが膨らんでいる。機械装置事業で大手リチウムイオン電池メーカー向けに電極活性化装置(量産機)の売り上げを計上できたことに加えて、エンジン部品事業で北米向けの売り上げが見込みより上回ったことが要因としている。また、業績上振れに伴い、期末配当予想を5円から8円に引き上げ、年間配当予想を13円(前の期12円)とした。

■ファンデリー <3137>  799円   +100 円 (+14.3%) ストップ高   11:30現在
 ファンデリー<3137>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の799円に買われ、年初来高値を連日で更新した。前週末18日、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>グループのイズミヤと阪急オアシスの17店舗において、国産ハイブランド冷食「旬をすぐに」の販売を順次開始すると発表した。同社はこのところ冷食の販路拡大に関する発表を続けている。連日の株価急騰で過熱感が高まった状態にあるが、短期志向の資金流入が止まることはなく、この日も株価水準を一段と切り上げた。

●ストップ高銘柄
 ネクストウェア <4814>  191円   +50 円 (+35.5%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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