芝浦電子はS高カイ気配、台湾ヤゲオがTOB価格5400円に引き上げ◇
投稿:
芝浦電子<6957.T>はストップ高の水準となる前営業日比700円高の5470円でカイ気配となっている。同社に対してはミネベアミツミ<6479.T>が10日、1株4500円でTOB(株式公開買い付け)を開始する予定だと発表。台湾の電子部品大手である国巨(ヤゲオ)のTOBに対抗し、事実上のホワイトナイト(友好的な買収者)として買収に踏み切った。一方のヤゲオは17日の取引終了後、芝浦電子に対するTOB価格を4300円から5400円に引き上げた。芝浦電子に対しては、ミネベアが更にこれを上回るTOB価格を提示するとの思惑が広がり、買い注文が集まった。 芝浦電子はこれまでヤゲオのTOBに反対の意見を、ミネベアのTOBに賛同の意見表明を行っていた。芝浦電子は17日付のヤゲオの提案内容を踏まえ、企業価値や株主共同の利益を確保し、または向上させるかという観点から真摯な検討を行い、決定事項があれば速やかに公表する、とコメントしている。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS