外為サマリー:142円50銭台に上伸、日米協議で為替は議題に上がらず
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17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=142円59銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭程度のドル高・円安となっている。 16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=141円88銭前後と前日に比べ1円30銭強のドル安・円高で取引を終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、「米経済成長は減速しつつある」などと述べたことが影響し、一時141円65銭まで軟化した。 この流れを引き継いだ東京市場は、午前8時30分すぎに141円61銭と約7カ月ぶりのドル安・円高水準をつける場面があった。ただ、日米関税協議に出席していた赤沢亮正経済再生担当相が「為替は議題に上らなかった」ことを明らかにするとドル買い・円売りが流入。日経平均株価が反発して始まったことも追い風となり、午前9時00分過ぎには142円50銭台に上伸した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1368ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円05銭前後と同25銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS